2017.11.28

No.10 大阪成蹊大学 ふじわらさん

未来のクリエイター100人をご紹介!
10人目は、大阪成蹊大学 芸術学部情報デザイン学科アニメーション・キャラクターデザインコースのふじわらさんです。


【自己紹介】
私は色んな分野に自分の世界を表現することが好きです。
高校の卒業制作でアニメを作ったことがきっかけでアニメに目覚めたのですが、元々はアニメを作ることでなく絵コンテに様々なニュアンスを込めることにやりがいを感じていて、それを最初に目に見える形で初めてアウトプットできたのがアニメーションでした。自分の世界をアウトプットする方法を教えてくれたアニメーションを中心に静止画に対する考え方も変わり、そこから色んなことに興味が持てるようになりました。なのでアニメーションはもちろんのこと、私の世界をアウトプットできる術を増やせるような会社に就きたいと考えています。よろしくお願いします。



【目指すクリエイター像】
大学に入った時授業で言っていたのは「この世に新しいものはほとんど存在しない」というある映画監督の持論でした。それを聞いたとき私は激しい違和感を覚えたのを覚えています。少なくとも私の制作している水彩のアニメーションをそのまま同じ色・同じ角度・同じ思いを込めてアニメーションを描くことは誰にもできないはずで、水彩というアナログな画材では私も例外ではなく誰も全く同じものを作ることはできない。

私が水彩というアナログな画材をつかって作品を作るのは、そういった私にも二度とできない「唯一無二」をつくりだしてくれる、色が生き、作品が生きていることを信じさせてくれるからです。事実世の中に「唯一無二」が無くなっていたとして、それでも作る側がそれを信じることをやめたら芸術という文化は無くなってしまうと思います。なので私も私の中に「唯一無二」があると信じられるようなクリエイターになっていきたいと思っています。

 
コンサルタントからの選抜のPOINT


「新しいものを作りたい」という熱量を持ちながらも、客観的かつ冷静に分析しながら道筋を見いだしていける方と思います。プロジェクションマッピングなども学び、表現の幅を広げようと挑戦しつづけているため、新しいエネルギーや発想力を求める企業様にオススメです。

 

作品と解説



プロジェクションマッピング作品「居中」 from ふじわら on Vimeo.

『居中』
いつも制作している水彩のアニメーションをプロジェクションマッピングにした作品で、マッピングしている壁も自分で木を打ったりして正方形の壁を制作しました。タイトルの「居中」は「田舎」の当て字で”自分の中居る”という意でつけていて、イメージとしては”輝かしい過去を受け入れ未来へ向かおう”という思いを込め制作しています。作中に出てくる電車はそのイメージを象徴するメタファーとなっており、そのイメージを中心とした過去に対して私が感じている思いがいろんなメタファーとしてちりばめられています。楽曲は「セピアの日」という皆谷尚美さんの楽曲で公共の場で展示するにあたって利用許可も頂きました。

 



ショウドウ from ふじわら on Vimeo.

『ショウドウ』
人間の中にあるショウドウを解放するかしないかという危うさを描いたアニメーションで、自分で企画し行ったアニメーションのグループ展で発表した作品になります。グループ展のテーマが「MAKE」で、化粧というストレートな意味はもちろん変化・変身といった意味もアニメーションの中にはメッセージとして存在しており、理性はあふれるショウドウを抑えるものであるけれども理性もショウドウも一つの人格内に存在し、ショウドウと一緒に吐き出される隙を狙っている。というところを意識し描いた水彩のアニメーションとなっております。

 



『パカ夫』
私がノートの端っこにいつも描いているアルパカのキャラクター「パカ夫」を4コマ漫画に起こしたものになります。制作した当時高校生でアートコンペティションに応募するのが課題だった授業があったのですが、卒業制作でアニメーションを制作しており大詰めになっていたときだったので考える余裕が無く、作業量の少ない4コマ漫画でせっかくだしとずっと描き続けてきたキャラクターに肉付けしようと考えました。

でもただ4コマ漫画にするだけでは面白みに欠けるなと思い、思い切って大きく作ることにしました。ページはすべて段ボールで作り表紙はその段ボールにモコモコした記事を張り合わせて、大体人間の上半身ぐらいの大きさ(首元からおなかくらいまで)で豪快に制作し「パカ夫」のジワジワくるキャラクター性をより強く感じてもらえるようにしました。アニメーションとは打って変わって”何も考えず作りたいようにつくったもの”としてよいものができたかなと思います。ちなみに応募したコンペでは部門金賞だったので”作りたいように作る”ことの偉大さを実感する結果ともなりました。

 
 

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