2017.12.8

No.17 昭和女子大学 wakanaさん

未来のクリエイター100人をご紹介!
17人目は、昭和女子 生活科学部 環境デザイン学科のwakanaさんです。


【自己紹介】
私はプロダクトデザインについて学んでいます。どうしたらユーザーが楽しいと少しでも思えるものができるか、どうしたら壊れるまで使ってくれるかということについて考えるのが私は好きです。いま私は機能重視となっている文具を「使っていいて便利」ではなく、「使って楽しい」と思えるモノにできないかと考えています。というのも、便利なものはどんどん改良されていくのでより新しく便利なものを求めて買い替えてしまう。しかし使っていて楽しいと思えるモノは同じものを長く使ってもらえるのではないかと私は思っているので「使っていて楽しい」と思えるモノをデザインしたいと思っています。



【目指すクリエイター像】
私が目指すクリエイター像は人を楽しませることができるクリエイターです。
楽しませるといっても色々な意味がありますが、「あっ、これちょっと楽しいかも」と思えるものは長い間愛されると思うので、そういうものをつくっていきたいです。こう考えるようになったのは、高校生の時に買ったサエラの傘を使う時にいつもちょっとだけワクワクしているのに気が付いたことがきっかけです。この傘はもともと柄が気に入って買ったものだったのですが、いざ使うときになったら持ち手が面白い形になっていることに気が付いて、電車で手の指にひっかけてみたらどこを支えても落ちないことがわかりました。それから、雨の日は電車の中では持ち手のいろんなところを指一本で支えて密かに楽しむことが習慣になりました。このような少しでも楽しいと思ってもらえるようなモノを私はつくりたいと思っています。

 
コンサルタントからの選抜のPOINT


派手すぎるのではなく地味すぎるのではなく「ちょっと」心が動くようなモノ創りを続けているwakanaさん。日々生活の中でアンテナを張って、インプットに取り組んでいらっしゃると思います。次々と新しい商品を作るよりも、1つのものを長く育てることを大事にしている企業様にオススメです。

 

作品と解説



『Calm Cace』
このパスケースは社会人のような忙しい生活で、数か月に一度訪れるチャージするときだけでも楽しい気持ちになってほしいと思って制作しました。人が一番落ち着いたり、素直になれるのは自然を感じるときだと思ったため木の特性を生かしたパスケースにしました。
開閉するときにカチカチと木の音と振動・暖かみを感じることができます。また、いい音を出すために、身近にあった音の鳴るカッターの構造を参考にしています。このパスケースでは2種類の木を使用しており、中には硬い木を使用して、より心地よい音になるように、しなっても折れないものを使用。外側の木は持った時に木の暖かみが手で感じるように柔らかい木を使用しました。また、木を選ぶときには匂いや肌ざわりにも注意してより心地いいと感じれるものを選びました。

 



『包』~水のかたち~
自分の中の水のイメージを樹脂で表現し、その形に合うフォトフレームを制作しました。
私の水のイメージは競泳をやっていたせいか、蛇口の水など大きいものではなく、水しぶきのイメージが多かったです。上にはじかれた水は元の水面に入ったら、すぐ馴染まないと思ったため2層にしました。もともとの水面に水しぶきの1つである丸が入っているのが分かるように、少し外の水をくぼませて、これから水しぶきが包まれていく様子を表しました。
フォトフレームは販売しているものが写真の邪魔になっているのを見たことがあるので、脚の支えている感じを無くしたかったです。そこで樹脂の2層である点を利用して脚っぽさを無くすことにしました。また、2層ではなく何層にもすることで脚が分かりにくくなるだけではなく、見ていると包まれていく、吸い込まれていく感じになるようにしました。

 



『卵パッケージ』 ~1.5mの高さから落としても割れないパッケージ~
この課題はケント紙で制作するという条件があったため、みんなと同じ条件ならば誰よりも小さく、誰よりも美しいパッケージにすることを目標にしました。
割れないためには衝撃をいかに分散させて卵を固定するかが問題だと思ったため、一番力を分散させる角度に注目しました。その結果、下から30°が最も力を分散させることが分かったため、それらを繰り返し、衝撃を少なくした。また、同じ角度のものを繰り返していることで見た目もきれいにすることができました。また、右にある台形のものを上から被せ、つまみをひし形になっている頂点に指すようにしたことで、蓋をした時にも見た目がスッキリするようにしました。

 
 

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