2018.2.5
No.46 多摩美術大学 小春さん
未来のクリエイター100人をご紹介!
46人目は、多摩美術大学 美術学部環境デザイン学科の小春さんです。
【自己紹介】
多摩美術大学 環境デザイン学科で建築専攻をしていて、建築やインテリアなどの空間デザインを中心に勉強しています。デザインする時は、頭で考えるだけでなく手を動かして、実際の影の落ち方や空気感を確かめながら進めます。形、素材、それを取り巻く環境が混ざり合って一つの空間の印象になると考えているので、視点をたくさん持ちながらデザインするよう心がけています。友達と上演する演劇で脚本を書いたり、アニメーションを作ったりするなど、物語や状況を考えることも好きです。
【目指すクリエイター像】
中国っぽい、無重力っぽい、女の子っぽいなど、みんなの頭の中にあるぼんやりとしたイメージと結びつく空間を作れるクリエイターになりたいです。私は演劇を観ることが好きなのですが、ふとしたセリフや登場人物たちが置かれる状況に、初めて見るのに郷愁や共感を覚えることがあります。自分と全く違う境遇でも、何かが自分の経験に重なることで心が動いているのだと思います。空間においても同じように、それぞれの人が持っている経験上のイメージと少しだけ重なることで、空気感や世界観をたくさんの人と共有したいです。特に空間は言語化できないものなので、共有できた時の喜びはひとしおだろうと思います。
作品と解説
家族が週末を過ごす山間の別荘を設計しました。
1階はリビングダイニング、2階は寝室、そしてその間の中2階はバストイレなどの水場です。このようにフロアごとに役割を割り振ることで、下のボリュームは開放的に、上のボリュームはプライバシーを考慮して閉じ気味にと、外観のデザインにも自然とメリハリが生まれました。山間の風景に馴染む、こじんまりとして静かな佇まいの家です。
幅4.5m、奥行き18mの長屋空間を、がらんどうの状態から中国喫茶にリノベーションする案です。細長い空間にいかに光を取り込むか、いかに閉鎖的に感じさせないかが課題でした。この案では、中国建築にみられる「花窓」と呼ばれる模様の入った透かし窓を用いて、印象的に光を導きました。(模型は断面を見せるため壁を取り外した状態です)
『今日も今日が終わる』(アニメーション)
2年生の時、何を作ってもいい、という課題で、温めていた物語を映像化したいと思い制作したアニメーションです。24時になると消滅してしまう世界のお話です。背景は水彩、セルは色鉛筆で手書きし、aftereffectとpremireを使って編集しました。
オファーしたい企業担当者の方
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