2018.2.5

No.50 多摩美術大学 うなばら海里さん

未来のクリエイター100人をご紹介!
50人目は、多摩美術大学 グラフィックデザイン学科のうなばら海里さんです。


【自己紹介】
多摩美術大学グラフィックデザイン学科のうなばら海里です。大学からアニメーションに触れ、制作を通してその楽しさと可能性に魅せられました。現在はアニメーション制作を通して、アニメーションのグラフィックスタイルと、数秒間の短いアニメーションによるに映像広告の新しい形について日々研究しています。その過程として、個人制作でショートアニメーションを制作している他、SNSで10秒程度の短いGIFアニメーション広告を請け負い、大手企業アカウントとのコラボレーションも行っています。デジタル環境での作品制作をメインに、アニメーションだけでなく、手描きのイラストレーションやドット絵など幅広く制作しています。



【目指すクリエイター像】
私はアニメーション作りを通して、創作活動に対する粘り強さを鍛えられました。アニメ作りは本当に根気のいる作業で、たった数秒動かすために何枚も何十枚も絵を積み重ねていかなければなりません。言うなればアニメを1作品作るためには、イラストを100枚200枚、1,000枚2,000枚と描かなければならないのです。だからこそアニメーションは、一枚絵にはない奥行きや物語を表現することができるのだと思います。私はアニメーションの世界観や物語の奥行き、キャラクターのチャームポイントに特に気をつけて作品作りをしています。そういったこだわりや、アニメを作り上げるという執念を、ゆくゆくはアニメーション以外のイラスト、漫画、デザイン、CGなど多分野でマルチに活動できる技術や知識を身につけたクリエイターになりたいと考えており、そのために現在勉強しています。

 

作品と解説


 



『ピッケ』(1分6秒) 2016年
とある森に住む、猫にもキツネにも似た不思議な生きもの「ピッケ」が、女の子が落としたりんごを見つけて持って帰ろうとするも、転がるりんごに巻き込まれてしまうお話です。 アナログ作画にデジタルで着彩しました。森の中の世界観を大切にして、動画だけでなく背景までしっかり組み立てることを意識して制作しました。このアニメーションでピッケというキャラクターをデザインし、自分の手で動かしたことは、私自身の作品作りの中で大切な財産となりました。

 



『かめゆめ』(2分13秒) 2017年
ある日、小さな女の子のゆめは、住宅街の真ん中で大きなカメに出会います。驚いたカメの甲羅の中に落ちてしまったゆめは、竜宮城のような不思議な世界に迷い込んでしまいます。異世界、そして未知の生物との邂逅は私の中で表現していきたいテーマであり、本作品ではそのテーマに一歩踏み込んで、フルデジタルでの表現を研究しました。

 
 

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