2018.2.16
No.59 名古屋芸術大学 安田 駿太さん
未来のクリエイター100人をご紹介!
59人目は、名古屋芸術大学 デザイン学部 デザイン学科の安田 駿太さんです。
【自己紹介】
こんにちは。名古屋芸術大学でインダストリアルデザインを専攻している安田駿太です。趣味は海外旅行とテニスで、新しい物を見たり触れたりすることや、体を動かすことが好きです。私がデザインに興味を持ったきっかけは、高校生の頃に出会ったある文房具です。その文房具を使い始めて、自分が不自由に感じていたことが無くなりました。そんな経験から、自分も製品を企画したいと思い、芸術大学への進学を決めました。大学に入ってからは、モノだけにこだわらず、人が豊かになるようなモノやコトを作りたいと考えるようになり、デザイン視点からの企画の勉強をしてきました。なので将来は製品の企画、コンセプトワークやブランディングの仕事ができればと考えています。
【目指すクリエイター像】
私は人の生活を豊かにすることのできるモノやコトを考えられて、大きなプロジェクトをディレクターとして動かせるクリエイターになりたいと思っています。モノやコトが溢れている現在、モノであればただ便利であっても消費者はモノを手に取ってくれないし、ただ綺麗なコトを作ってもコトに関心を持ってくれないと考えます。ですので、自分のデザインしたモノやコトに出会うことによって、どのように人が豊かになっていくのか、プラスに変わっていくのかを考えてデザインを考えています。なので、人がモノを見たとき、触ったとき、実際に使ったときなど、モノから生まれるストーリーを丁寧に考えられるように日々勉強をしています。
しかし、自分一人では考えられることに限りがあると思うので色んな考え方の人とプロジェクトをしたいと考えています。なので、ディレクターとしてグループを動かせるようになりたいと考えました。今はデザインの勉強と並行して、ディレクションについても勉強しています。
作品と解説
私たちは予定帳を使う時、重要な予定をマーカーを引くなどして分かりやすくします。しかし、それらがどの程度重要なのかはなかなかわかりません。わたしの一ヶ月はそんな日々の予定の重要度を表す新しいカレンダーです。使い方は予定の重要度に応じて棒を伸ばし、それらの順列を見ながら予定の重要度を確認していきます。使い慣れてくると、自分の中で正確な予定の重要度が分かっていき、最終的には予定帳に書くことがなかったような日常の中にある小さな幸せに気付くことができるようになります。わたしの一ヶ月を使い続けていくと自然と毎日に期待を持って過ごすことができるようになるでしょう。この作品は、コクヨデザインアワード2017でファイナリスト選抜を頂きました。
my piece はブレインストーミングをちょっと楽しくする付箋です。つなぐということを意識しやすくするためにジグソーパズルの形をモチーフにしました。ブレインストーミングでは、アイデア同士をつなげ合わせてアイデアを広げていったり、違う視点からでた別のアイデアをつないで全く新しいアイデアを生み出したりします。この付箋を使うと一番広がったアイデアが一目で分かり、逆に広がってないアイデアももっと広げることを考えたり、どこにつなげられるかを考えることによって活きてきます。付箋をつなげれることによって新しいブレインストーミングを提案します。
この花瓶は一輪挿しの花を長く楽しめるというコンセプトで製作しました。一輪挿しの花瓶のデザインを考えるという課題で、まずは一輪挿しに関する情報を調べました。その結果、一輪挿しはあまり長持ちしないことが分かったのでそれをプロダクトから解決しようと考えました。具体的に一輪挿しを長持ちさせる方法を調べると「水をコンスタントに変えること」と「水に触れた茎を切り落とすこと」が長持ちさせるのに最適なことがわかりました。なので、水を捨てやすいことと、茎が短くなっていくことに対応するためにユニット型の花瓶にすることで解決しました。また、使わないパーツも自然に見えることと、下のパーツだけ取り出せることを考えてブロックをモチーフにしました。
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