2018.2.16

No.60 女子美術大学 Σさん

未来のクリエイター100人をご紹介!
60人目は、女子美術大学 芸術学部 デザイン・工芸学科のΣさんです。


【自己紹介】
女子美術大学の3年生です。大学ではグラフィックデザインを学び、パッケージデザイン、印刷(シルクスクリーンなど)や製本・装丁に興味があります。グラフィックデザイナーを目指し、円滑にヴィジュアルコミュニケーションを図る方法を身の回りのデザインや書籍を参考に日々思案を重ねています。また、ライフワークとして、大好きなカメレオンを題材にイラストやグラフィックを展開。加えて、版画技法(主に凸、孔版画)にチャレンジし、今後の制作に活用できないかと模索を続けています。そして、妥協せずモノ作りに勤しめます。「質を追究すること」をモットーに励んだ結果、学内で優秀賞を頂くことができました。



【目指すクリエイター像】
価値を共有できるデザイナーを目指しており、自分がデザインしたものに対して、ユーザーが共感を覚えてくれればいいなと考えています。共感を呼ぶためには、もちろん対象に応じた適切なグラフィックを展開することが不可欠で、そのようなものを創っていきたいと志しています。また、様々なコンテンツで溢れかえっている昨今、アイデンティティを確立するためには、対象にしかない価値を見出し、合理的に情報の整理を行うことや様々な角度から提案できる力を持つことがデザイナーに求められていることだと思います。時には、独創的で新奇性のあるものを生み出し、ユーザーの日常にスパイスを提供することも役割の一つではないでしょうか。今はコミュニケーションと価値の共有を図りながら納得してもらえるデザイン力を身につけ、目標とするデザイナー像に近づけるよう頑張っていきたいです。

 

作品と解説



『イロいろのブランディング』
この団体は、色弱について理解を深め、色彩の機能的役割を再確認し、カラーユニバーサルデザインの重要性を広めるために活動しています。「イロいろ」という団体名は、思考の持ち方によって思い浮かべる字面が違うように、個々が持っている色覚特性により捉え方が異なることから色の見え方は人それぞれだという意味を込めました。シンボルマークに使用している4色は色弱者、健常者の両者に見分けがつくようにカラーリング。ツールを展開する場所を駅構内、電車内に設定し、駅構内広告、電車内広告、ラッピング電車に使用する広告や色覚特性について理解を深める為のパンフレットを制作しました。

 



『支配されていたかった(上)・大人になっちゃった(下)』
子供のままでいたかった大人の話をベースに2枚1組でA1ポスターを制作しました。支配されていたかった(上):子供は外の世界から守られている。その様子を幼い頃によく遊んでいた折り紙で囲いを作り、グラフィカルに再現してみました。大人になっちゃった(下):幼稚の「稚」をベースに構成。「稚」は十分に成長していない、幼いという意味を持っています。成長し、「稚」が崩れ去り、乱雑に書き殴られた文字は大人になることに抗っている様子を表しています。

 



『缶ペンの彫り方』
缶ペンの彫り方を缶ペンとカッターナイフを用い、実演を以って説明しています。全て手作業で行っています。私にとって、印刷という行為は身近であり特別なものです。紙媒体なら簡単に印刷することができますが、特殊印刷となると容易く触れることができません。しかし、缶ペンとカッターナイフを用いれば、簡単に特別を手にいれることができます。誰かとこの特別を共有したく、今回の制作に至りました。

 
 

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