2018.3.20

No.81 嵯峨美術短期大学 Re:何とかさん

未来のクリエイター100人をご紹介!
81人目は、嵯峨美術短期大学 美術学科のRe:何とかさんです。


【自己紹介】
嵯峨美術短期大学でコミックアート領域のRe:何とかです。大学では、アニメ、ゲーム、漫画などから影響を受けたイラストを、キャラクターの物語性を意識した1枚の絵で表現しています。私は妖怪や魔物といった人型人外が好きなので、そういったテーマのイラストをよく描いています。世界観は和風、洋風、近未来とイラストによって舞台が異なりますが、主役となる人物はだいたい手前に描き顔の表情が見えるよう意識しています。普段使用する画材は、アナログではコピックを主に水彩、アクリル。デジタルでは、CLIP STUDIOを主にPhotoshop CCなどで制作をしています。



【目指すクリエイター像】
私の絵を見て「この人の絵が好き」「この人の絵を見て影響を受けた」と言われるようなイラストレーターになることです。それに必要なことは、自分の絵を知ってもらうこと、自分のもっている絵の個性を磨くことだと思っています。自分の作品を少しでも多く発表の場を設けられるよう高校生の時はコンテストや、雑誌への投稿。大学生ではグループで企画したゲームキャラをグッズ化させイベントで販売しました。個性を磨くにはまず自分自身の絵の方向性を知らなければならないと私は考え、同級生や知り合いなどに自分の絵の感想を聞き、個性が出ていると思われる場所を伸ばしつつ、前作の反省をどう生かすかを意識し取り組むよう心がけています。また、絵の仕事というのはクライアント、グールプでの協力が大切です。そのために言葉遣いや、マナーなどしっかりと守れるそんなクリエイターになれるよう様々な経験を積み、自分自身を成長させようと考えています。

 

作品と解説



『蜘蛛の糸』
テーマが「日本の童話、小説、民謡」だったので高校生の時に映像を見、印象に強かったことから芥川龍之介の「蜘蛛の糸」を描きました。蜘蛛の糸でだいぶ上ほうまで登ってきているところのシーンをイメージし、主役となる人物とそれ以外の罪人と区別を付けるため肌の色を変えました。周りの建物は私がイメージする地獄で和がベースとなっているのですが、少し中華風デザインを取り入れ、不思議な感じにしました。全体的の色を何故紫にしたのかというと不安定、欲、哀れを連想させる「負」の色だったからです。透明感を表現することができたと思います。

 



『魔界へようこそ』自主制作
テーマが「人外」だったので多種の怪物が魔王に会いに来るというシーンをイメージし描きました。真ん中の魔王の禍々しさを表現するため黒、紫など暗い色で統一し、それを目立たせるため周りの人物の配色をカラフルにしました。見る人に明るい雰囲気、仲が良さそうという風に捉えてもらうため、全員の表情を柔らかくしました。迫力を持たせるために、構図を斜めにし画面を広く見せることを意識しました。この中での私のお気に入りは、手前にいるピンク髪の巻き角の女の子で一番可愛く描けたと思っています。

 



『京の妖怪』自主制作
コピック作品で後ろの背景と人物が手前の人物の邪魔をし、目立っていたので上から青を濃く重ねました。テーマが「京都」だったので京都といえば有名な妖怪がいると思い、その中でも自分の地元の妖怪である酒呑童子と好みである妖怪の鞍馬天狗を描きました。軍中法度である新撰組の一人が妖怪を退治しようとしている、そのものを認知していると、通常ありえることのない状況なのですが、だからこそ自分の中で物語を作りその場面をイラストにしました。

 
 

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