2017.11.27

No.9 弘前大学 菅原信春さん

未来のクリエイター100人をご紹介!
9人目は、弘前大学 教育学部 生涯教育課程 芸術文化専攻の菅原信春さんです。


【自己紹介】
最近オークションで落札し損ねた、レトロな火消しの半纏に未練を持ち、行きつけの布屋に麻生地を買いに行こうとしている菅原信春です。幼少期に「ねぷた祭り」の山車の絵に憧れたことがきっかけで、美術に興味を持ちました。現在は特撮の造形(特に2011年テレビ朝日系列で放送された「仮面ライダーフォーゼ」の主人公のライダーマスクのしなやかな曲線美)に惚れ、デザイン系の研究室に配属しています。

研究室とは別に「ゼミ荒らし」と言われつつも、「日本画」や「彫刻」といった純粋芸術にも触れています。何かを作り出す為に、様々な美術分野を横断しながら新しいものを作りたい。超多角的なクリエーターになれるように日々励んでいます!



【目指すクリエイター像】
超多角的クリエイター
「ビジュアルデザイン」「プロダクトデザイン」「工芸」「絵画(洋画・日本画)」「彫刻」「版画」「写真」「工芸」なんでもできる!今の自分は、広い美術分野においてなんでもできることが特色。教育学部の美術系専攻であるからこそできた幅広い美術分野への理解と、子どもから大人まで様々な人との繋がりを育める態度を武器にしたい。求められていることに多角的に向き合い、その対象にあった最善の選択を模索できるクリエイターになりたい。

また、これからも美術への探究心を忘れずに、新しいことに挑み続け、自分を日々進化していきたい。青森が産んだ、青森が誇る…。いや、日本が誇るクリエイターへと成長したい。青森は今、寒いです。厳しい冬が来ます。…でも、同時に春も近づいています。近い将来、地元弘前の桜のようにクリエーターとしての満開の花を咲かせてみせます!

 
コンサルタントからの選抜のPOINT


菅原さんはイキイキとしてエネルギーに満ち溢れています。興味の幅が広く、それを楽しんで吸収しているため、今社会で求められている人材です。超多角的という言葉を使っても良いぐらい努力をしている学生だと思います。

 

作品と解説



地域イベント「交通ノリノリ大鰐線でタイムトリップ!」におけるポスター挿絵(利用環境:Illustrator CC. CLIP STUDIO PAINT)
教育学部所属ということもあり、教育系の行事に携わることが多い。このイベントに関しては、地方鉄道「弘南鉄道大鰐線」の沿線にある歴史的建造物を巡りながら、公共交通機関の乗り方を、親子で学ぶ市民団体主催のイベントであった。挿絵のデザインとしては、イベントの内容に基づき「JR弘前駅」や「弘南鉄道中央弘前駅」、「弘前学院大学礼拝堂」などの建築物や、乗り物・子供達を描いた。小学生でもイベントの内容を視覚的に理解できるようシンプルに、保護者も参加したくなるようにあえてまとまりのある色彩にした。この挿絵が大きなきっかけとなり、「地域とデザイン」に焦点を当て、様々な地域のイベントに携わっている。

 



「友人K」(石膏像[370×370×210mm])と「ボウタイ」(綿)
二年次の「彫刻」の講義に関心を持ち、夏季休暇を利用し個人で制作した。簡単に言うと、この友人が大好きである。大親友である。友人の微妙な表情を作り出す工程においては、何度も修正を施した。友人の顔や身体をじっくり観察することで、まぶたのくぼみ、鼻筋の曲線、顎までの優しい曲線といったな美しい形を発見できた。またその美しい形を自分の手のひらで作り上げることで、人間の構造を感覚的に理解できたと考える。首元につけているものが「ボウタイ」である。指導教官が好んでつけていたので、自分でもミシンを使い作ってみた。構造や布の質感(綿や絹、麻)に注意しながら縫い上げている。裏面を無地にすることで4通りの組み合わせを可能にした。学祭等において累計200本以上販売している。

 



「友人Y」(日本画[594×841mm])
簡単に言うと、この友人も大好きである。かっこいい。立ってるだけで様になる容姿に憧れる。そんな友人を日本画として描いた。日本画は岩絵具や水干絵具、胡粉といった自然由来の色を膠で画面に接着する。その質感や雰囲気は時に荒々しく、時に優しい。そんな日本画の材料に魅力を感じている。この作品においては盛りあげ胡粉を使い力強いマチエルを作った。土色の岩絵具は、彼の土臭いかっこよさを際立たせている。「美人画」として女性が注目されるが、「俺ら男だって負けてない!」と胸を張って言いたい。幼少期より地域の祭りである「弘前ねぷた」の山車の絵を好んで描いていた。とりわけ武者絵などを好んでいた。日本らしさや、そのかっこよさに強い関心がある。

 
 

オファーしたい企業担当者の方
この学生に選考オファーをご希望の企業担当者の方は、下記のメールアドレスにお問い合わせください。 
【美大芸大就活ナビ運営局】mail:bidai-geidai@y-create.co.jp


<メールタイトル>【未来のクリエイター100人】選考オファーの件
<本文>
・企業名:
・担当者名:
・TEL:
・オファーしたい100人クリエイター番号:【NO. 】
を記載しお問い合わせください。 
 

未来のクリエイター100人紹介一覧へ戻る