ステッチ株式会社

インタビューに応じてくれたのは…
ステッチ株式会社  米川様

岩本町駅から徒歩5分にあるステッチ株式会社へインタビューに行ってきました。

「ワンストップで課題解決を支援する広告会社」 として事業を行っていらっしゃいます。
今回は人事をご担当の米川様に、インタビューに応じていただきました。

 

Q1.貴社の事業内容について教えてください。

広告・クリエイティブ・アフィリエイト・BPOの4つの事業を行っています。
もともと代表が大手広告代理店にいて様々なことをしていた経験をもとに立ち上げたので、理念としては、広告についてであればなんでも相談にのるというフットワークの軽さを売りにしています。
例えば、新聞広告の窓口、TV、イベント、web広告など、幅広く対応しています。
大手に相談しにくい中小企業のお客様にもご相談いただけることも強みです。
ここ数年は、広告・クリエイティブ・アフィリエイト・BPOの4つの柱になっていますが、このどれかに比重を置いているというよりかは、お客様のニーズが変化したためにこのような形になったといったほうが正確かと思います。

アフィリエイトは、ネットのバナー広告から商品購入などの成果に結びつけるシステムをつくるものです。成果報酬なので、成果が出た分のコストだけで良く、手軽なため人気があります。
ここ数年は新聞やTVといったリアル媒体から、web媒体にニーズが移行しているかんじがありますね。

BPOは、例えば不動産の宣伝をするときに、すべての物件を写真に撮って、コメントをつけて、というようなことをする必要があります。
これ不動産会社が自社でやるとなると非常に手間がかかるので、そこを引き受けるという事業です。



stich1

 

Q2. アフィリエイトやBPOの事業が充実しているのは、中小企業の支えになりたい気持ちが強いからですか?

特にそこばかりを気にしているということではありません。基本的に、何かを相談されたときに「できません」とはなるべく言いたくないと思っています。
広告代理というよりは、お客様のセールスプロモーションやコミュニケーションの領域でできることがあれば何でもやりたいんです。

その際に、どこをターゲットにするかなどを決めすぎてしまうと、お客様の使いやすさにも関わるうえ、コミュニケーションの領域は流行の移り変わりが早いので会社としても対応しづらくなってしまいます。
最近は、もっとお客様にわかりやすくするために、「web広告とその他総合セールスプロモーションの2本」くらい枠組みを大きくしてしまっても良いのではないか、などとも話しています。

 

Q3.「ワンストップで課題解決を支援する広告会社」とありますが、どのような意識を持った方が多いでしょうか?

ワークフロアも部署ごとのしきりなどはなく開放的なので、コミュニケーションがとりやすいです。担当以外の進行状況なども会社のみんなが把握している状況になっています。
独立しても働けるレベルの人材になれるように、デザイナーであればオペレーターにとどまらずディレクションができるようになると思います。
クリエイティブ職の人もクライアントに会いに行く機会があります。

いろいろなご相談をいただけているので、これからは人数を増やして、もっと専門的なチームを社内でつくれるようにしたいですね。今は外注の作業もあるので、コミュニケーションの取りやすさや、マージンの負担を減らすためにもよりワンストップにできる環境にしていきたいですね。

専門的なチームをもっと作りたいものの、専門的なことさえできれば良いという風には考えていません。社員の興味のある部分や、目的意識によって進めていってほしいという思いがあるので、何かしらの目的意識と向上心がある人を求めています。誰でも簡単にできるワークフローがあるわけではないので、そこに挑戦できる人を集めたいですね。コミュニケーションデザインの領域は変化が早いので、それを楽しめる人が社内に多いかなという気がします。



stich2

 

Q4.仕事の流れについて教えてください。

営業がお客様のニーズを聞きだしたところで、デザイナーと営業とでどんなことができるか・どんなことをしたいかを話し合います。プロジェクト進行中にお客様と話し合って修正をかけていきます。
お客様のニーズは様々ですが、先ほどお話した4つの柱のうち、どれかだけをお願いされる場合もあります。新規のお客様に営業をかける場合には、お客様のセールスプロモーションなどについて調査をしてから、ニーズを探っていきます。
新卒の社員には新規案件に関わってもらうことが多いですね。

 

Q5.選考する際に重視する点はどこでしょうか?

会社のレベルアップやお客様のニーズにできるだけ応えることは社員全体の目的としてあると思うのですが、それとは別に、どんなことでも良いので個人で目的意識を持って動ける人でないと、様々な変化の中でどこにも行けなくなってしまうと思います。いずれどんなことをしたいのかが発信できる、意欲のある人が適しているかと思います。

最終的には何でもやってもらいたいと思っていますが、最初からなんでもできる人はいないと思うので、なにか一つ、興味のあることを持っている人だと、そこから取り組み始めやすいと思います。

 

Q.6今後、広告業界はどう変わっていきますか?

webのニーズはあると思いますが、なかなか先は読めないですよね。
広告は衣食住ではないので、景気などに影響されやすい部分があります。そのためこれからのニーズをよむことが難しい部分がありますが、臨機応変な対応でその時のニーズに応えていくことと、コミュニケーションデザインの領域で「ステッチさんに相談すれば何かできるんじゃないか」と期待してもらえるような相談相手になれればと思っています。
共通しているのはお客様のニーズに応えるということですね。

 

Q7.最後に学生に一言、メッセージをお願いします。

美大・芸大生の強みや専門性を活かしつつ、視野を広くして就職活動を進めていくとよいかと思います。
自分の好きなものや興味のあることが大学に入る時点ではっきりしていることは美大生の強みだと思います。その一方で、自分がこれからやりたいことの間口を狭めすぎずに、ご縁があると思ったところに飛び込んでいくと必ず学べる部分があると思います。
デザイナーを目指しているとしても、そこに行くための道は一本ではないので、そういった可能性を狭めずに会社説明会で話を聞いたり質問したりすると、いろいろな角度から将来のことを考えられると思います。



stich3

 

インタビューを終えて

駅から近く綺麗なオフィスでした。
社員の方が明るくて和やかな社風だと感じました。
広告業界について、分かりやすく丁寧にお話をしていただきより仕事をするイメージが付きました。
ベンチャー企業も今後見ていきたいと思います。

会社を代表するクリエイター紹介一覧へ戻る