【代表インタビュー】株式会社Jプロジェクト~私たちは、Conceptを創造し、事業化する専門家集団です。

丸ノ内線西新宿駅から徒歩5分。
最近、事業拡大のため、本社を移転されたばかりのJプロジェクト様。
今回は原 正和社長にインタビューさせていただきました。



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Q.なぜ御社を創業されたのですか?

私は広告、イベント、メディア、プロモーションなど様々な分野でコピーライタやディレクター、プロデューサーなどを経験してきました。この業界に限らずですが、クライアントの要望や会社の上司の意見が時には、クリエイティブ制作の妨げになることがあります。

例えば企業にいながら自分の信じることを突き進めようとすれば会社と衝突が起きたりすることがあります。
広告は不特定多数の人に露出されるので受け手の気持ちを考え、今を生きる人々の「時代の気分」つまりニーズをくみ取れることが最も重要です。

しかしクライアント先や政治的政策を考えてしまうと「時代の気分」をくみ取ることができなくなりますよね。それではクリエイターとしてのプライドを捨ててしまうことになりクオリティの高い作品は生まれないと感じたため、自分の信念を貫ける企業、社内の政治的政策がない企業を作ろうと思い起業しました。
 

Q.社員に求めているものは何ですか?

知識欲求、上昇欲求を持っていてほしいです。

たとえば進行管理をしている人間がデザインを作れないのは当然です。しかし制作に携わる上でデザイナーの気持ちを理解した方がより良い仕事ができると感じ、デザインの勉強をするということです。
結果はどうであれ、その欲求がとても大事ですね。

そういった欲求は見えにくいですが、社員と雑談をしたり食事をしたり、時には私が休みの日に社員が自宅を訪ねてきたりするのでそういったコミュニケーションの中で自然とわかりますね。


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Q.社長として社員のために気を付けていることはありますか?

私自身の過去を振り返ってみると当時はとんでもない量の残業があり、精神的にも肉体的にもつらいものがありました。働くのは生身の人間なのですから、無茶をしてはいけません。私は社員にはそういったことをさせないように休みは比較的取りやすく、仕組みとして無茶な労働をさせないようにしています。
もちろん休みと仕事をきっちり分けてもらうために仕事量や休みに関してはセルフコントロールしてもらうよう社員には伝えてあります。
 

Q.クリエイターに必要な要素はありますか?

いくら考えても案が出てこないようであれば、クリエイターとしてプロではないでしょう。

クリエイターは“ゼネラリスト”であると考えています。私の考える“ゼネラリスト”とはすべての学問においてアベレージを確保していること、そしてアベレージを確保しているなかでも特出して何かがスペシャリストである状態のことを指しています。
学問はたくさんありますが、意外と一つ一つが重複しており、色々なことを知っておくことで知識にボリュームを持たせることができ、間違った認識をしなくなります。

クリエイターは最低限の情報・知識をポケットに入れておき、発想が出てくることが必要な要素となると思います。


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Q.クリエイターのやりがいは何でしょうか?

体験的にいってしまえば一般社会に“ウケた”ことが一番でしょう。
テレビで言えば視聴率が良ければそれだけ一般社会に受けたということ。
どんな仕事でも成功させようとして頑張っているのですから、苦しくないプロセスなんてありえません。
成功があるからまた次も頑張れる。そして「どうせきついのなら、プロセスを楽しもう!」これは弊社の精神の1つです。だからこそ一般社会に“ウケた”ときにやりがいを感じることができます。
 

Q.クリエイターの社会的存在意義とは?

私が若いころクリエイターは「黒子の存在」、「黒子の哲学」などと言っていました。
歌舞伎に出てくる黒子は存在しないという前提があるから見えないものとされる。
そのように我々クリエイターも黒子の存在でなければならないし、簡単に一般の人に見えるようではいけないと思います。見えるのではなく一般の人に意識させないような存在であるべきだと考えています。


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Q.新卒採用の際重視するところはどこでしょうか?

重要なところではなく一番まずいと感じるのは“疑問”を持たない人です。今生きている状況や大学のこと、社会の仕組みそういったことに全く疑問を持たない人は弊社にはいません。
面接の際、私が気を付けているのは学生が素を出せるような環境を作れるかどうか、その雰囲気のなかで学生に弊社はこういったやり方で仕事をしていますということを伝え雑談も交えその人がどういった人なのかを見させてもらっています。


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Q.学生にメッセージをお願いします。

1社や2社くらい棒に振ってもいいから面接で“けんか”をして下さい。

言いかえると、自分の意見を本気でぶつけてください。ただ、もちろん意見をぶつければ何でも良いというわけではありません。
意見するためには、それなりの材料、動機が必要になります。つまり、社会の動きにも目を向け、その企業を深く知ったうえで感じた疑問や異論をぶつけることが大前提です。

義務教育は終わり、皆さん自分で勉強することができるのですから、大学を就職するための道具と思わず、4年間で何をするか、何を学ぶのかテーマを自分で決め学生生活を過ごしましょう。そしてその意気込みを就職活動にもぶつけてください。

 

インタビューを終えて

原代表とのインタビューはとても興味深い意見を聞くことができました。
社員さんのことを大事にされているのだと感じました。
この記事を通して皆様に株式会社JProject様の魅力を感じていただければ幸いです。

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