【代表インタビュー】株式会社三和~私たちは世のため、人のためになる会社を目指します

上野駅入谷口から徒歩7分ほど。
商店街を通り抜けた先にオフィスを構える
株式会社三和へインタビューに行ってきました。

株式会社三和は家電製品の卸売業や小規模店舗の活性化事業を手掛けており、インターネットでの家電ショップなども展開しています。
今回は創立者であり代表取締役の梁本様に、インタビューに応じていただきました。



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Q.創立者という立場から、これまでを振り返ってみていかがでしょうか?

会社を創立してから現在に至るまでは、決して楽な道のりではありませんでした。多くの困難にぶつかり、挫折を繰り返してきました。
それでも今日を迎えることができたのは、これまでに出会った多くの方々が、困ったときに支え背中を押してくださったからです。
「つながり」の大切さを実感しますね。
 

Q.経営理念についてお聞かせください。

一、 私たちはおこりうる変化に柔軟に対応し、楽しみながら進化していきます。
一、 私たちは全ての人が活き活きと働ける環境を作り、一人ひとりの夢が叶う会社になります。
一、 私たちは世の為・人の為になる会社を目指します。

実は、2番目の理念は、代表という立場から、新たに「社員に対しての理念」として、経営理念に書き加えました。
社員には自立してほしいという願いが強くあります。社内で鍛えて、どこへ出ても恥ずかしくないビジネスパーソンになってもらいたいですし、個人で輝いた上で主体的に業務に取り組んでほしいと思っています。

会社があって社員がいるのではなく、社員一人ひとりがいて、会社がある。
会社はそのような場所でありたいという思いを込めています。



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Q.社員教育で意識されていることはありますか?

「発言する力」を鍛えるための教育に力を入れています。
発言する力は「接客する力」につながります。日々、取引先や外注先企業とのやりとりを行う私たちにとって、これは必要不可欠で重要な力になってきます。

発言力を鍛えるため、当社では毎朝、朝礼で3分間スピーチを実施しています。その日の担当者がスピーチをし、それに対する感想を指名制でランダムに発表してもらいます。
スピーチ内容はどんなものでも構いませんが、3分という枠の中で話すこと、また感想を言う立場の人は、短時間の中で感想を集約して発言する力が鍛えられます。

また、スピーチを発表するにあたっては日頃から話題のアンテナを張っておかなくてはなりませんよね。
これらの積み重ねが社員の成長につながり、ビジネスの場でもしっかりと生かされてきていると実感していますよ。社員には一人前の社会人として、自立した人間に育ってもらいたいと思っています。



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Q.選考で注目することは何ですか?

内面的な部分では、ひとつの物事に忍耐強く取り組んで来られた学生さんは、やはり魅力的に思います。アルバイトであったり趣味であったり、あるいは専門的な技術であったり、長い期間に渡り物事に取り組むことができる忍耐力を身に付けている方には、ぜひ当社にいらして頂きたいです。

外面的には、些細なことですが、選考試験中の立ち居振る舞いや態度、仕草を重視しています。これらは、今日学んで明日できるようなことではないですよね。
例えば、椅子の引き方ひとつでも、これまでにどのような教育を受け、過ごされてきたのかが顕著に見えると思っています。新卒の学生さんであっても、社会に出るにあたっては最低限の基盤ができている方を採用したいと考えています。
けっこう細かいところまで見ているんですよ(笑)
 

Q.デザイナーに求めることは何ですか?

「わかりやすさ」です。
当社の場合、芸術関係者ではなく一般のお客様を対象として事業を行っています。ですから、デザイナーには一般の方に“わかりやすく伝わる形”でデザインしていただきたいですね。
高い技術を駆使できる優秀な方はたくさんいらっしゃるかと思いますが、いかに「わかりやすさ」を引き出せるかも、デザイナーの腕の見せ所なのではないかと思っています。



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Q.今後の事業の展望について聞かせてください。

これまでも小規模な電気店に対する活性・再生事業には取り組んできましたが、今後は電化製品に関する事業にこだわらず、全国の「困った」を解決する多様なサービスを強化、提供できるようにしていきたいです。
そのために全国に「つながり」を増やし、企業や業界の課題や問題を解決していける新しい仕組みを作りたいと思っています。

例えば、ある事業のある分野において「困った」が発生したとします。その「困った」というのは、特定の地域限定の問題ではなく日本全国共通の問題だと思うんです。そんなときに、どこの地域においても「困った」を解決できる、身近な存在になりたいですね。

実現に向けては、海外のビジネスモデルを見て学ぶための、海外研修の予定も具現化しています。
 

Q.学生にメッセージをお願いします。

若いうちはたくさん苦労を経験してほしいと思います。
人生で訪れる幸せの量って決まっていると思うんです。若いうちに幸せを使い果たしてしまうと、より成長し大人になったときに、もう既に幸せが残っていないんですよ。

最近は無難に過ごす若い人が多い印象をもちます。でも、「無難」という言葉は「難が無い」と書きますよね。先に難を経験しておくと、あとから年を取ったときに、たくさんの幸せが待っているはずですよ。その方がいいでしょう?!
だから若いうちは、就職先を選ぶときも「大変そうだな」と思う方を選んでほしいですね。無難な道と、多難な道があるのならば、難が多い“多難”を選んでほしいです。職場においても、生き方においても同じです。
そこでは、そこでしかできない経験が得られ、必ず将来につながります。
多難を選べるのは、若いからこそできる特権ですよ。

しかし、あくまでも健康は第一に、これからの人生の道を歩んでいただきたいと思います。

 

インタビューを終えて

梁本さんはとても気さくな方で、笑顔が印象的でした。
ご自身が困ったときに「つながり」に助けられた経験が、今後事業を通して「つながり」を大切に、全国の「困った」を解決していきたいという思いに繋がっておられるように感じました。
「多難を選べ」という言葉は、私自身にも深く心に残る言葉となりました。

これからの株式会社三和さんの事業展開が楽しみです!!

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