2014.9.17

たまびからあなたへ たまびだより

インタビューに応じてくれたのは…
多摩美術大学 大学生中心の団体 たまびより

今回は、多摩美術大学内で活動をしている”たまびより”さんにお話を伺って来ました!
たまびよりさんは地方で多摩美を志している高校生に、学生から見た多摩美を伝えたいという思いで2012年にできた学生団体です。
インタビューにお答えいただいたのは、たまびより代表の森さんと副代表の倉さんです。
 

Q.団体を立ち上げたきっかけを教えてください。

森「北海道出身の倉と、東京都出身の私のふとした会話がきっかけでした。
地方から多摩美に来るには、沢山の時間とお金がかかるため、試験当日まで大学に来ることができない受験生が非常に多いと倉から聞きました。そのため、地方の受験生は志望大学をよく知らずに人生の岐路に立たされている、という現実が東京で育った私にとっては衝撃的でした。

また、東京にいる学生であっても大学に来るのはオープンキャンパスや芸術祭といったイベントのときであり、それはいわば「化粧をしている」多摩美。
私たちは「すっぴん」の多摩美を受験生に届けることで、進路を真剣に考えてほしいと思っています。」
 

Q.活動内容について教えてください。

森「2012年は『学生目線でしか伝えられない多摩美』をDVDに収め、全国341校の美術予備校に送付しました。
『紙面の大学案内では伝わらない学生の空気感を感じました。』といった声をいただくことができてとても嬉しかったですね。また同時にDVDだけではなくて、もっと多摩美の様子を知りたいという声もいただき、2013年はwebサイトも開設し、多摩美の学生や作品を紹介しています。」


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Q.webサイトのロゴが季節ごとに変わるようですね。

倉「たまびよりのロゴは春夏秋冬で変わります(笑)

多摩美は自然に囲まれており、季節によってキャンパスの雰囲気も変わります。その雰囲気を
webサイトでも表現したいと思い、季節ごとに衣替えするようにしました。

北海道出身の私にとっては、多摩美がこんなに自然に囲まれているとは思っていなかったので、webサイトを通して遊び心を持って、そのような部分も伝えていきたいと思っています。」


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Q.これからの展望を教えて下さい。

森「学生視点の多摩美の魅力を地方に発信し続けて行くために、たまびよりを団体としてしっかりとした形にして行きたいと思っています。
たまびよりの理念に共感してくれる学生を集めて、創設者がいなくなっても活動を続けて行くことのできる組織作りが今年1年の課題だと思っています。
多摩美の魅力を発信していくことはもちろんですが、『地方美大受験生のためのサイト』として、将来的には他の美大も巻き込んで発信していきたいと思っています。」

 

インタビューを終えて

何気ない会話をきっかけに様々な人たちを巻き込んで活動をされているのは、本当にすごいと思いました!
長期的な視点をもって、地方の学生のための活動をこれからも続けて行ってほしいと思います。

今後のご活躍を期待しています!

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