2014.10.17
カイシゼミが皆のご縁を繋ぎます

インタビューに応じてくれたのは…
東京造形大学 カイシゼミナール
今回は、東京造形大学のカイシゼミナール2期生の方々にお話を伺って来ました!
カイシゼミナールは4年生が在籍し、今年は「つなぐ」をテーマに1年間学んできたそうです。10月17日~19日に開催された学園祭では「ゆかり神社」を企画運営し、私もお邪魔させていただきました!
インタビューに応じていただいたのは、ゼミ長の對木(ついき)さんを含む5名の皆さんです。
Q.カイシゼミを選んだ理由は何ですか?
私たちはこのゼミでアートディレクションについて学んでいます。ここで非常に重要なのが、物事の結果に至るまでの“過程”です。
カイシ先生はこの“過程=デザインプロセス”に重点を置き、体験を通して様々なことを学ばせてくださるので、このゼミに入って勉強しようと思いました。
例えば、ひとつの結果(=デザイン)が導かれる過程には、いくつもの職業の方々が携わっています。もちろん、その中には自分の専攻以外の分野の職業だってあります。そういう所へ、先生の引率で職場見学を経験させてもらったことはとても印象的でした!
このように、普段の学生生活ではなかなか触れることのできない他の職業にも、このゼミでは目を向けることができるということは、とても大きな魅力だと思います。
Q.カイシゼミで得られたことは何ですか?
このゼミにいると外の世界へ出ていける機会がたくさんあります。「文字拾い」と題してみんなで浅草へ行って、街中の看板を撮影して歩いた授業は楽しかったなぁ。
プロのデザイナーが手掛ける物とは一味も二味も違う、面白い看板や趣ある看板など、気になる看板をたくさん撮影しました。ちなみに、この日に撮影した写真は、「Taking Letters in Asakusa May 2014」という1冊の電子書籍になり、WEB上で公開しています。
こうした課外授業の経験などを通して、私たちはこれまでよりも広い視野をもつことができたと思います。
目標に向かうため一点へ猪突猛進するのではなく、広い視野と可能性をもちながら目標を捉えるという考え方ができるようになりました。
Q.ゆかり神社について教えてください。
私たちは、1年間の大きなテーマとして「つなぐ」というキーワードを掲げています。「つなぐ」という言葉から「ご縁」。その象徴として「神社」という発想に至り、「ゆかり神社」の企画が立ち上がりました。
その企画のひとつにスタンプラリーがあります。
学園祭ではたくさんの団体や個人による展示がありますが、実は入口から遠い校舎の展示は、以前から足を運ぶ人が少ないという課題がありました。
そこで、私たちが“人”と“場所”そして、その先に待つ“人”とを「つなぐ」役割になろうと、学内のいくつかのポイントにスタンプを設置し、ゆかり神社を通して参加者に学内の各所を巡ってもらえるスタンプラリーを実施しました。
年に一度の学園祭は、私たちにとって特別なお祭りだという意識があります。だからこそ、多くの人に色々な所へ、そして遠くの校舎にも是非行ってほしいという思いが心にありました。その思いが形になったものが、ゆかり神社です。
Q.今後の展望について教えてください。
楽しかったゼミの授業も折り返しを迎え、少しずつ卒業が見えてきました。
カイシゼミで得られた広い視野や考え方、また「つなぐ」というテーマから同時に得られた、人とのコミュニケーションの経験は、社会に出ても大事なスキルになると思います。カイシゼミに入ったからこそ、これらを学ぶことができて本当によかったと思います。
メンバーは卒業後それぞれの道を歩みますが、この学びを大切にそれぞれの夢を叶えていきたいと思います!
■■■■■■■■■カイシゼミ2期生/著 電子書籍 ■■■■■■■■■
『Taking Letters in Asakusa May 2014』
http://bccks.jp/bcck/123122/info
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インタビューを終えて
取材の際、なんとカイシ先生ご本人も同席くださり少し緊張してしまいましたが、ゼミ生の仲の良さや、カイシ先生への信頼を目の当たりにし「つなぐ」という温かさを持ったテーマがとても生きているように感じました。ゆかり神社では私もしっかりと参拝させていただきました!!たくさんの素敵なご縁がありますように…。
カイシゼミで得られた貴重な経験を宝物に、それぞれの道で皆さんが多くのご縁を結び活躍していくことをお祈りしています!
インタビューにご協力いただきましたカイシゼミの皆様、本当にありがとうございました。