2014.9.20

心を溶かす、感動するアートを届けたい

インタビューに応じてくれたのは…
武蔵野美術大学 アート団体 melt

今回は、学生団体“melt”のみなさんにお話を伺ってきました!
meltさんは、武蔵野美術大学テニスサークルの有志で結成されたアート団体です。今年の8月23~24日に池袋ギャラリーオレンジで初のグループ展「melt」を開催し、多くの人がmeltオリジナルドリンクと共に作品を楽しみました。
今回インタビューにお答えいただいたのは、meltの代表・齋藤慶美さん、佐々井歩さん、齋藤愛さん、河辺奈央さん、関口侑花さんの5名です。
 

Q.melt結成のきっかけを教えてください。

齋藤「学生のうちに自分の作品を外部に発信したいと思う反面、なかなかその機会に恵まれてきませんでした。そこで、武蔵野美術大学テニスサークルの仲間で同じように『自分の作品を世に送り出したい!』と思っている人を募ったところ、デザイン、アート、建築、映像と多様な分野の学生が集まり、展示をすることになりました。」
 

Q.今回の展示会のコンセプトを教えてください。

齋藤「今回は”melt”という1つのテーマをもとに自由に作品を展示しました。英語のmeltには、“溶ける、溶かす”という意味のほかに、“感動させる”など、様々な意味があります。展示を行った時期が夏であったということもあり、暑い中来てくださった方々の心を溶かし、感動させるような作品を届けることをコンセプトに展示を行いました。」


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Q.活動を通じて学んだことや感じたことはありますか?

佐々井「私は建築学科に所属していますが、本来の建築は顧客からの要望やコンセプトを形にします。そのため、今回のように1つのテーマの中で自由に創作することは、楽しい反面、自由だからこそゼロから自分で考えて、作品を作り上げることへの難しさを実感させられました。」

河辺「美大で課題に取り組んでいると、時間をかけてつくった作品も、教授にしか講評してもらえる機会がありません。しかし、今回の展示会では、学外の一般客の方からも作品についての説明を求められたり、アドバイスを頂くことができ、とても嬉しかったです。」


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Q.今後の展望を教えてください。

齋藤「同じ大学にいても、専攻がバラバラのため集まる機会がほとんどなく、展示会当日に仲間の作品を一般のお客さんと同じ感覚で見ることになってしまいました。意見を交わしながら作品がつくれることも学生のグループ展の醍醐味だと思うので、次回は、メンバーで事前に作品を見せ合って、もっと本音をぶつけ合いながら展示会をつくり上げたいです!」

 

インタビューを終えて

実際に展示会にもお邪魔させていただきましたが、学科がバラバラということもあり、絵画・建築・写真など様々な分野の作品が見ることができ、学生展ならではの魅力を感じました。
最近疲れて凝り固まっていた私の心も言葉通り、“溶かされ感動させられる”展示でした。

学生団体meltの益々の活躍を期待しています!

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