2014.11.5

手作りの良さを発信。Shop&GAllery mintaka

インタビューに応じてくれたのは…
多摩美術大学 東京造形大学 Shop & Gallery mintaka

今回は、Shop & Gallery mintakaのみなさんにお話をお伺いしました!
mintakaさんは、東京都町田市相原にて美大生だけで運営している雑貨屋さんです。
今回インタビューにお答えいただいたのは、mintaka代表の沼田夢音さん、他3名です。
 

Q.活動内容について教えてください。

mintakaは美大生が運営する雑貨店として、2009年にスタートしました。『手作りの良さを発信し、作家さんとお客様のつなぎ手になる』をコンセプトに、委託販売、店内ギャラリーの運営、ワークショップの3つの活動を行っています。メインは、美大生や作家さんからお預かりした手作りの雑貨を、委託販売することですが、店内にはギャラリーも併設しており、美大生やアーティストが気軽に作品発表できるよう、格安の値段で貸し出しも行っています。

ワークショップは、自主企画と店舗のある相原町から依頼を受けて行うものの2種類あり、年に4~5回開催しています。これまでスケッチ教室や手作り教室などを通して地域の方々との交流を深めています。


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Q.mintaka発足のきっかけと名前の由来を教えてください。

美大生には作品発表の場が少ないので、自分たちの作品を自由に展示し、みんなが気軽に見に来ることのできる場所を作りたいという思いから、mintakaは始まりました。
『mintaka』という、ちょっと変わった名前は、店舗のある相原から見える星座のひとつ、オリオン座の恒星の名に由来しています。相原から私たちの活動が宇宙へ、また作家それぞれの思いが相原から宇宙へまでも広がっていってほしいという願いを込めてつけました。
 

Q.活動を通して苦労したこと、嬉しかったことは何ですか?

mintakaはこれまで、小さい店舗ながら多くの作家さんとお客様をつないできましたが、長く運営を続けるうちに組織のマンネリ化が進んだり、商品の全体的な質が、徐々に低下しているのではないかとの意見が増え、総じてお店としてのキャラクターが薄くなっているのではないかと危機感を抱くようになりました。
そのため代表に就任してから、委託販売ルールの見直しや、新商品の評価制度の導入、運営メンバーの役割を明確化させるなど、まさにmintakaの活動にすべてを捧げているような状況です(笑) 

組織改革に苦労をしたことは山ほどありますが、変化を恐れず、mintakaで出品し続けてくださる作家さんの存在や、お客様の笑顔を支えに乗り越えてきました。お客様が作品を購入して笑顔で帰る姿を見ていると、とてもうれしく、やりがいを感じます。


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Q.今後の展望について教えてください。

mintakaは、今年で5周年を迎えました。これまで支えてくださった運営メンバー、作家さん、そしてお客様への感謝の気持ちでいっぱいです。これからも、「日本で唯一の美大生による雑貨店」という個性を大事にしながら、たくさんの作家さんとお客様をつなぐ架け橋でいたいと思います。

また、ワークショップ等を通じて、“地域と共に在るお店”という自覚を持ち、これからも積極的に地域に参加していければと思います。12月21日(日)には、mintaka店舗内にてワークショップも行う予定なので、これを機会にまた多くの方々に手作りの良さを知ってもらいたいです。
ぜひお越しください!

 

インタビューを終えて

店内に入ると、古民家独特の温もり、そして作家さんの手によって生み出された手作りの温もりに包まれ、とても優しい気持ちになります。本来、人と人とのつながり=コミュニケーションは、こうした温かい気持ちの中に生まれるものであるという事を実感します。日本で唯一の美大生運営の雑貨店として、これからもたくさんの人々の懸け橋になっていって欲しいと思います。
今回、インタビューにご協力いただきました皆様、ありがとうございました!

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