2014.11.13

文武両道のビーナス!女子美術大学 野球部VENUS

インタビューに応じてくれたのは…
女子美術大学 野球部 VENUS

今回は女子美術大学野球部 VENUSさんを取材しました!
男気あふれる野球ですが、学業(アート)とスポーツを両立しながら、関東大学女子野球リーグに参戦しています。今回お話を伺ったのは、野球部キャプテンの清水佳奈子さん、副キャプテンの江原早紀さんです。

 

Q.活動内容について教えてください。

清水「週に2回、外部コーチを招いて練習しています。現在は秋季リーグ真っ最中で、関東にある大学の女子野球部がトーナメント形式で優勝を争っている状況です。女子美野球部は〝文武両道”がモットーです。学業を最優先させ、練習への参加は強制していません。だからこそ、みんなが心身ともに安定した状態で試合にのぞめています。これは女子美野球部の良いところだと思います!」
 

Q.美大に進学し、『野球部』に入部したきっかけを教えてください。

清水「私はもともと絵を描くことが好きで、好きな分野を極めてみたいと思い、女子美術大学に進学しました。中学生時代にはソフトボール部に所属していたので、大学でもスポーツを続けたいと思い、野球部に入部を決めました。」

江原「体育系の大学か美術系の大学へ進学するかで悩みましたが、もともと絵を描くことも、見るのも好きで、美術を通してやってみたいことが沢山あったので、女子美に進学しました。中学・高校とソフトボール部に所属していましたし、周囲からは運動が大好きな体育系のイメージが強かったので、美大に進学したことを伝えたら、とても驚かれたのを覚えています(笑)」


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Q.野球部の活動から学んだことはありますか?

清水「野球は何と言ってもチームプレイ。全員の協力があってこそ勝利がつかめるし、その時の達成感も違います。勝利という1つの目標を達成するための協調性や統率力、コミュニケーション力を身に付けることができたと思います。
現在、私はアートデザイン表現学科でメディア表現領域に所属していますが、デザインもたくさんの人とのコミュニケーションを通して、チームで作り上げていくものだと思っています。野球部で培った力は、就活、そして社会に出たときにも必ず役立つと思います。」

江原「野球部での活動を通して、基本的な礼儀と気配りが身に付いたと感じます。体育と美術、一見関係性が薄いように見えますが、デザインも野球と同じように、見やすく・わかりやすくといった気配りが必要です。だからこそ、野球を通して、社会性を身に付けることができたことは、志望している教員になるうえでも役立つスキルだと思います。」


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Q.今後の目標をお願いします。

清水「私にとって野球は、辛いという感覚よりも、楽しいという感覚の方が強いです。それは、メンバー同士とても仲が良く、礼儀をわきまえながら上下関係なく和気あいあいと練習や試合を楽しめる環境だからだと思います。野球で養った精神力と根性で“勉強と芸術の文武両道”ができるのは、女子美野球部の強みだと思います。
これからも、女子美生やたくさんの方に野球の良さを知ってもらい、後輩の勧誘・育成を頑張りたいです!」


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インタビューを終えて

野球部と聞くと、体育会系の代表的な存在であり、とっても厳しい上下関係や練習風景をイメージしていました。しかし、実際はキャプテンの清水さんを中心にみんなで励ましあいながら、真剣に野球に取り組む、純粋な姿がありました。芸術とスポーツは同じようにコミュニケーションによって成立するものであるということを今回のお話の中で実感しました。野球で培った協調性やコミュニケーション力はきっと就活や将来の夢に役立つと思います!

女子美術大学野球部のみなさん、インタビューにご協力いただきまして、ありがとうございました。
今後の益々のご活躍を期待しています!

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