2014.12.8

美大生の作品で空間を彩る 東京工芸大学 Art Factory

インタビューに応じてくれたのは…
東京工芸大学 3年 Art Factory

今回は東京工芸大学Art Factoryの方々に取材させていただきました。
Art Factoryは、東京工芸大学工芸祭と中野祭で、学生の作品展示と販売、カフェの運営を行いました。
今回お話を伺ったのは、運営メンバーの伊藤有里さん、岩壁伶奈さん、田島舞さん、飛田結衣さん、展示者の京須佑樹さんの5名です。
 

Q.Art Factoryを立ち上げたきっかけを教えてください。

田島「もともと東京工芸大学の芸術祭は、学生の作品を展示している団体がとても少ないと感じていました。学外の方を含め、たくさんの方に自分たちの作品を見てもらえるのは、芸術祭が最も大きなチャンスです。もっと学生の作品で芸術を介した交流を多くの人に楽しんでもらいたいという思いから、昨年の芸術祭で活動を始めました。」
 

Q.今年の芸術祭ではどんなことをしましたか?

岩壁「今年は、作品の展示や販売と共に、『絵空カフェ』の運営も行いました。展示は、学内で希望者を募り、約20点もの作品をみなさんにご覧いただくことができました。『絵空カフェ』という名前は、空間を自由に彩るという思いを込めてつけました。アートに囲まれた空間で、お茶を飲んだり、パンケーキを食べながら、思い思いの時間を過ごしていただける場所を提供しました。」


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Q.活動を通して得たものはありますか?

京須「僕は今回、出品者として参加しました。これまで作品を発表する機会があまりなかった僕にとっては、とてもいい機会でした。中でも嬉しかったことは、Art Factoryに訪れた一般の方から、私の描いた食べ物の絵をみて『美味しそう』と笑顔になってくれたことです。学内で作品を評価されることはあっても、学外の方から感想を頂けたことで、作品をつくるうえでのモチベーションにつながりました。」

岩壁「昨年の発足当初から、諸手続きや会計管理を担当しています。私の管理がしっかりしなければ、団体の運営が滞ってしまいます。2年、3年と周りと協力しながら責務を全うできたことで、責任感を身に付けることができました。」


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Q.今後の展望を教えてください。

岩壁「Art Factoryの活動を通して、今まで沢山の学生が作品を発表し、フィードバックをもらったり、そこから自信をつけてもらうことができました。この活動は、私たちの代で終わらせてしまうのは、とてももったいないので、今後も受け継いでもらえるように、来年は後輩も巻き込んだ活動にできればと思っています。」

京須「来年もぜひ、Art Factoryで出品したいです。その際、東京工芸大学は3,4年生での交流が少ないので、Art Factoryの“人がつながる場”をうまく利用して、後輩たちとも交流ができればいいなと考えています。」

 

インタビューを終えて

実際に中野祭のArt Factoryにお邪魔させていただきましたが、大学生のインスピレーションが光る素晴らしい展示でした。また、学生さんたちが作る美味しいお菓子やお茶と共に芸術に囲まれる空間は、癒しと独特の心地よさを感じるものでした。これからも、Art Factoryの活動を通してぜひ美大生と人々をつないで行ってください!

今回ご協力いただきました皆様、ありがとうございました。

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