今回作品をご紹介するのは…
女子美術大学　Mさんのポートフォリオ

まず、表紙にインパクトがあります。笑いました。

そして、その雰囲気が掲載作品全体に漂っていて本人の性格がうかがえます。
コミカルに見える作品もいくつかあり楽しくページをめくることが出来ました。

中ページのレイアウトはシンプルで清潔感があり個々の作品がすっと入って来ました。

■作品の中身

 

面白い表紙で、話題性抜群の出来上がりです。
思わず、隣の人に「ちょっとこれ見てみて！」と声をかけてウケそうな出来上がりですね。
しかし、これは大事なことです。まず表紙でワンポイントゲットと言ったところでしょうか。

表紙でウケてページをめくるとほどなく、また強烈なパンチを受けることになりました。

小松菜の命名に縁のある徳川吉宗をモチーフに使ってコミカルに仕立てられています。面白ければ良いと言う訳ではないですが、この場合、とても興味をそそれれる展開で良いと思います。

前のページを受けて小松菜の命名伝説が語られています。
内容はよくある程度の話ですが、魅力的なイラストで惹きつけられますね。この後のページで、商品の小松菜の写真、販促用のゲームと続き全体像が見えて来ます。良く出来た流れだと思います。

ただ、広告表現がややありきたりなのが残念です。

国技館のお土産を想定した「ちゃんこせんべい」。
これも大変ユニークな作品です。好き好きが分かれるかもしれませんが、この手の表現を評価する人は、この2作品目でノックアウトされますね。

自分らしさと奇抜さが絶妙にバランスが取れています。

野菜嫌いの子供に向けたキャンペーンです。
キャラクターの仕上がりも非常にレベルが高く魅力的です。

このキャンペーンの説明ページは、子供がキャラクターとともに野菜を食べている写真からスタートしていますが、そのあたりにも構成のうまさを感じました。

 

■まとめ

とても楽しく見られるポートフォリオです。

ポートフォリオにはその人らしさが現れますが、その好例でしょう。ここまで個性的に主張しないで、作品ごとにアイディアや表現を変える人でも、性格や表現の好みは現れます。

掲載作品の点数は多くないですが、1つ1つにページを割き、丁寧に見せていく手法が成功しています。見応えを感じるポートフォリオです。
 
 

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