阿佐ヶ谷美術専門学校 Wさんのポートフォリオ

今回作品をご紹介するのは…
阿佐ヶ谷美術専門学校 Wさんのポートフォリオ

プロダクトデザインのポートフォリオには、ページ構成やページ内のレイアウトがあまり上手く行っていないものが多いですが、このポートフォリオはとてもレベルで見やすく、分かりやすく、センスを感じます。

自分の製品の見せ所を心得ているようですね。


作品の中身

 
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各作品が始まる扉を兼ねた概要ページです。

ここだけを見ても作品のおおよそのところは分かります。プロダクト写真、機能写真と簡潔な説明でまず作品のアウトラインを示しています。
レイアウトもシンプルで、ページ周囲のマージン、各写真や文字ブロックを揃えるなど基本がキチンと出来ています。とても良と思います。

この当たり前の事が上手くいかない人が多いようです。



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作品紹介の次のステップです。
図面でプロダクトの細部を見せるとともに、機能面でも次の段階の説明に入りました。図面に人の手のシルエットを加えていることで、ページにアクセントを加えるとともに、製品の大きさ、使い方の暗示が示されています。



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機能面を解説したページです。

言葉で説明してもそれほど複雑な内容ではなく、4行の箇条書きで終わるでしょう。
しかし写真を撮って見せることで、機能が分かりやすく、さらに製品が持つ世界観も示されています。

時間が限られた作品面接においては、このような早いコミュニケーションが重要です。



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ここに来て制作過程を紹介しています。
制作コンセプトやラフを載せることは作品を詳しく見せる意味もありますが、制作者自身を知る手がかりにもなります。
デザインの制作過程で生み出された副産物から上手く見つくろって掲載していますね。



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4つのハンディライトが組み合わさって1つのオブジェになる、緊急災害時用品。
この作品を含めてポートフォリオ内のほとんどの作品が、前の作品と同じステップで紹介されています。
フォーマット化されたページ内にきちんと収まりながらも、各々個性を光らせます。



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椅子の制作過程を示したページです。
ここでは、初期のコンセプトメーキングに使用した他製品のマッピングなども掲載しています。ラフも先のマウスのものとはタッチが違います。

作品ごとに素材や表現方法が変わることは構いません。上手くまとめてあります。

 

個々の作品のレベルも高く、それがポートフォリオにそつなく紹介されています。
数も10作品ありほとんどが1〜4で紹介したステップで掲載されて、とても分かりやすいです。

ポートフォリオ自体の表紙と、カテゴライズされた扉のデザインをもう一工夫するともっと魅力的なものになった気がします。

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