2014.7.8

株式会社ビッグビート~「この世の中の空気は酸素と窒素と広告でできている!?」

永田町から徒歩3分という好立地に位置する、ニューオータニガーデンコートの22階。
先月こちらに引っ越してきたばかりで、移転したてほやほやなオフィスで業務を行う株式会社ビッグビートへインタビューに行ってきました。
同社は平成7年に創業、現在は各種広告の取り扱いや、イベントの企画・制作などに取り組む広告代理店です。今回は創業者で代表取締役の濱口様と広報担当の恩田様に、インタビューに応じていただきました。



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Q.創業のきっかけは何ですか?

20代の頃に広告代理店で営業職を経験し、様々な取引先企業の社長さんたちと出会う機会がありました。
その中には、年月を経て現在ではだれもが知る大手有名企業となった会社もあります。
それらも含め、数多くの社長からビジネスに対する本気さや真剣さ、そして未来の見据え方などを間近で学び、強い刺激を受けました。彼らの仕事への取り組み方や働き方に、私はとても魅力を感じました。
「自分もこのようなフィールドで働きたい・・・」
そう思ったのがビッグビート創業のきっかけとなりました。
 

Q.御社の経営理念についてお聞かせください。

当社では「関わった人がハッピーを感じる」を理念として掲げています。
イベントを例に挙げると、直接取引のあるお客様に限らず、協力会社やスタッフなど、イベントに関わった全ての人がハッピーを感じられる場をつくりたいという思いがあります。そのために、関わった全ての人への信頼や尊重を大切にしています。

この経営理念を当社のDNAとして、私自身が綴った「DNAブック」という冊子があります。経営理念を理解した上で働いてほしいという思いから、この冊子は社員ひとりひとりに手渡しています。社員とはこのDNA=経営理念に共感してもらいながら、日々働いていきたいですね。


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Q.社員に求めるものは何ですか?

“一枚の画”をつくる力を身に付けてほしいと思っています。
“一枚の画”とは、何もないところからお客様の求めているものを理解し、最終的なカタチまで想像できる力です。

当社では「ビジネスに、物語を。」というスローガンを掲げています。何もないところに、始まりから終わりまでを想像する―例えばひとつのイベントを催すとすると、お客様は何を求めていて、何を伝えたいのか。その場はどんな空間で、人々の表情はどうであるのか。どのように終わるのか―そういったところまでを想像することができて初めて、ビジネスに物語を持たせることが可能になると考えます。このような力を身に付けることを、社員には実践を通して学んでもらっています。
 

Q.新卒採用についてどのようにお考えですか?

「会社づくりは街づくり」のようだと考えています。いい街だからこそ、外部から街に越してくる人もいれば、その街で生まれ育つ人もいます。
新卒社員とはまさに、会社で生まれ育つ人のこと。
広告業界において敬遠されがちな新卒採用ですが、当社では今までもこれからも積極的に採用していきたいと考えています。より当社にマッチした人材を採用するために、学生さんには社員の営業に実際に同行してもらったり、私自身採用イベント等に赴き、魅力的な学生を探しにいくこともしているんですよ。


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Q.求める人物像を教えてください。

「場」をつくることができる人であってほしいですね。周囲が自然と笑顔になれるような、明るい雰囲気をその場につくりだせる人は魅力的だと思います。それから、身だしなみに気を遣える人であってほしいです。職業柄、他社のお客様と直接会ってやり取りする場面もたくさんありますから、その場にふさわしい自分を表現できるかということも、重視しています。
とは言っても、私自身が20代の頃は、いまひとつそのようなセンスに欠けて上司に怒られることもあったんですけどね(笑)
自身の経験もあり、今の若い方にはぜひ事前に気をつけてもらいたいですし、私も気がついたことがあれば、若い社員に指導したりしています。
 

Q.御社に入社してからどれくらいで一人前になれますか?

広告業を楽しめる域に達するには、最低でも3年はかかると思いますね・・・。

広告の魅力は、形のないものを自分たちの能力で形づくること、そしてその成果がひとつひとつ見えることだと感じます。しかし、この一見華やかに感じられる広告業も、地道な業務の積み重ねがあるからこそ、華やかな結果を出すことができるのです。そうやって努力が実り最後に結果が出たとき、この仕事の最大のやりがいや面白さを感じることができると思います。そこに至るまでのひとつひとつの仕事は、面白くないかもしれません。しかし困難に直面しても、自分が広告に対して何をやりたかったのかを思い出すことで、地道な業務の中にも自分の好きなことを見つけ出し、乗り越えていくことができると思います。
現に当社で働く社員も、それぞれ自分なりの楽しみを見つけて働いてくれていますね。

また、皆が周囲への気配りを怠らないので、困ったことがあっても支えになってくれる人がたくさんいて、一人前になれるよう周囲がサポートをしてくれる環境はあると思いますよ。


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Q.今後どのような会社にしていきたいですか?

自由な会社でありたいですね。
例えば社内の一角で音楽がかかっていたっていいと思います。ただし、自由な雰囲気は保ちつつも、ビジネスはしっかり行います。自立性・規律性をしっかりともつことが大切ですね。

それから、社長という立場から、社員とのコミュニケーションはこれからも十分に取っていきたいと思っています。今でも、勤務時間の半分は社員とのコミュニケーションに使うほど、コミュニケーションを大切に考えています。
社長と社員の距離が近いからこそ、コミュニケーションがきちんと取れて、社長も社員も皆で理念に共感しながら働くことができる。それが、中小企業で働く醍醐味でもあると思います。

これからも社会の役に立つ広告を世に送り出していきたいです。
 

Q.学生にメッセージをお願いします。

「社会人」というと、窮屈で大変そうなイメージを持つ方もいるかもしれませんが、仕事とは、やればやるほど自由になるものです。
やればやるほど成長し、成長すればできることが増えて、どこでも戦えるようになり、どんな仕事にも就けるようになると思います。
ですから、はじめからあまりマイナスイメージを持たずに、夢を持って社会に出て来てくださいね。


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インタビューを終えて

スタイリッシュなオフィスに、一歩踏み入れた瞬間からワクワクしました。リラックスできる応接スペースでのインタビューは話が弾み、社長と社員の距離がとても近く、若い社員であっても気軽に社長と談笑できる社員の皆さんの仲の良さが印象的でした。社長がコミュニケーションを大切にしておられるからこそなのだと思います。
“一枚の画”をつくる力は、どのような物事に取り組むにあたっても大切だと思い、私も意識していきたいなと思いました。

ビッグビートさんの今後のますますのご活躍が楽しみです!!

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