2013.9.13
株式会社揚羽~”人とビジネスを描く”ことが大きな強みです。

数々の高級ブティックが立ち並ぶ銀座に、株式会社揚羽様はあります。
創業は今年で13年目を迎え、今後の発展がますます期待される会社様です。
揚羽様は、HRコミュニケーションとwebサイトや、映像・動画の企画、制作の両部門に特化した制作会社です。
今回は代表取締役の湊様にお話をお伺いしました。
Q.貴社の社内風土や研修制度について
ビジネスとクリエイティブ、両方に強い社員を育てるための教育の一環として「小テスト」を行っています。クリエイティブに関しては、クリエイターは自分で勉強しますが、ビジネスはおざなりになりがちなので、小テストを行うことで補っています。テキストを全社員に配り、範囲を決めてテストをします。
採用時点でビジネスに意欲的な社員を採るので、日経新聞を読むなどして自主的に取り組んで、ビジネスのノウハウを吸収する社員が多くいます。
Q.採用試験の際、どういったところを注目しますか?
文章力と算数力です。算数にあるA+B=Cといった論理の展開と、制作する過程の展開は似ています。そういった国語や算数の基礎力があるかどうかを見ます。
また、面接したとき、対応が気持ちいい方がよいです。
どんな会社でもそうですが、苦しい局面で砕けない人を採りたいです。そのため、これまでの辛かったエピソードなどを聞いています。
また前述の通り、ビジネスについて意欲を求めます。
手取り足取り教える会社ではないので、一年目は覚えることが多く、大変だと思います。ただ、2年目3年目になるにつれ仕事の楽しさがわかると思います。
クリエイティブについての知識は問いません。好きであれば問題ありません。
Q.創業当時のエピソードをお聞かせください。
私は、大学卒業後リクルートで営業を経験したのち、映像制作会社に入社しました。そのなかで、ビジネスにも精通している制作会社がとても少ないと感じました。
そこで、制作も行いつつ、ビジネスにも強い会社を創業しようと決めたんです。
当時は、仕事を取ることと制作すること、両方やるのに必死でした。
Q.企業理念についてお聞かせください。
もともと、私の頭の中に考えている企業理念がありました。ただ、とても長く
すぐ思い出せないので社員の皆にキャッチコピーを考えてもらうことにしました。
その方が、社員一人ひとりが企業理念について深く考えてくれるだろう、と思いまして。
こうして「未来の一歩を創りだす」というとてもキャッチーなコピーが生まれました。
社員みんなが理念について真剣に考えてくれてとても感動しましたね。
Q.今後の展望について教えてください。
人材、売り上げを着実に増やしていきたいと思います。
撮影でこれまで海外によく出ていますが、それとは別に海外展開について意欲的に取り組みたいと思っています。
毎年、志の高い新卒さんが、社員や社内雰囲気を魅力的に感じて入ってきてくださるので、
そういった所を量と質から高めていきたいです。
Q.学生にメッセージをお願いします。
私は学生時代はラグビーに打ち込んでいました。学生にはいろいろ経験してほしいですが、まずは健康的な生活を送ることです。若い時に体をしっかり作っておくことです。
また、あることに打ち込んで、めいっぱいやりきる経験をすることです。あることに打ち込むと、必ず挫折しますが、そういった挫折を乗り越えることで精神的な強さが身に付きます。
社会に出ると挫折ばかりなので、学生のころの経験が役に立ちます。
最近の学生は、常識的で頭もいいし、しっかりしていますが折れやすいです。好きな友達とずっといて、他人とぶつかる経験がないので人間力構築が重要課題だと思います。
さらに、本を徹底的に読むことです。超一流の人たちの経験を数時間で追体験でき、自己との対話をすることができます。
世界の優れた人、偉人についての本を乱読することをおすすめします。
インタビューを終えて
広いオフィスの真ん中に「未来の一歩を創りだす」の企業理念が掲げられているのが、大変印象的でした。
社員全員で共有したという企業理念が社内全体に浸透しているように、いきいきとお仕事をされているのが伝わってきました。
インタビュー中に緊張している私に、湊様は大変気を配ってくださり、とても優しい方でした。