2015.11.16
内定者インタビュー 第15弾
インタビューに応じてくれたのは…
東京造形大学 造形学部 デザイン学 4年 Yさん
美大芸大就活ナビを通じて経営・IRコンサル会社にデザイナーとして内定したYさんに就活成功の秘訣についてお聞きしました。
<時期と活動ボリューム>
Q1:就活はいつ頃から始めましたか?何から始めましたか?
3年の夏頃キャリア支援室に先輩と一緒に行って、就活課の人と話をしていました。そこで「インターンに参加しないか」という話になり、夏休みの1ヶ月間、化粧品メーカーのインターンに参加させてもらったのが最初です。
業務内容は、パッケージデザインや企画の雑務です。試作のパッケージを切り、資料集めなどをしました。社員の方に質疑応答してもらうこともできました。東京から離れていたので宿泊代等自腹でしたが、とても有意義でした。
また、文具メーカーにも週1ペースの計6回、インターンに参加させていただきました。
インターンで、企業で働く雰囲気やイメージを持てたことは非常に大きかったです!
その後、就活は一旦止まってしまったのですが、4年の初めに再開しました。
大学の先輩に話を聞いたり、大学内の就活セミナーに参加したり…。その時期に就活ナビの類には色々と登録をしてエントリーを開始しました。
さらに、就職課に行って何をやりたいか相談しつつ求人をピックアップしてもらいました。
実は3年夏のインターンの話をもらったときに、週3くらいで就職課に通っていて、インターンのためのエントリーシートや面接対策・相談をしていました。本格的な就活用とはちょっと違うかもしれませんが、とても有効でした。
Q2:エントリーシート(履歴書)はいつ頃に作成しましたか?
3年夏の最初のインターンのためのエントリーシートが初めてです。その後は書く必要があるたびに就職課の方に添削してもらう形で進めていました。
ホームページを参考にして書いたりもしましたがしっくりこなくて、やはり自分で考えて書いたものを人に見て意見をもらい修正する形が良かったです。
Q3:ポートフォリオはいつ頃に作成しましたか?
3年1月頃の文具系企業へのインターンの時に簡単なポートフォリオが必要で作成しました。
ポートフォリオと呼べる形になったのは4年の初めです。
就職課にポートフォリオの参考ファイルが置いてあるので参考に作成し、就職課の人にアドバイスをいただいてブラッシュアップしました。
Q4:説明会にはいつ頃から行きはじめましたか?
インターンに参加させていただいた企業の説明会が3月くらいにあって参加しました。
その後はしばらく空いて、6月くらいから行きはじめました。就職課や美大芸大就活ナビから説明会に参加させていただいていました。
最初の説明会はインターンに参加した企業だったので、緊張はしませんでした。印象に残っているのはとにかく人数が多くて、100人はいましたね。その後、全部で3社の説明会に行って、どれもそこそこ人が多かったです。
ちなみに合同説明会には参加しませんでした。
Q5:面接・選考会にはいつ頃から行きはじめましたか?
インターンに参加させていただいた企業の面接が3月にありました。それが最初です。
「しっかりとした対策」ができていなくて、また「インターンから選ばれていった」という油断もあり撃沈しました(笑)。
最初の面接と2回目の面接とでは、全然緊張感が違いましたね。
2回目が「初対面の方との初めての面接」となったので、非常に緊張しました。またその会社も、「新卒を初めて採用する」ということで、企業側も慣れていないし、こちらも慣れていないし…。面接中もとても不安でした。
面接対策は2回目からちゃんとやりました!先輩や就職課の方から質問内容などを情報収集して対策をしたり、面接時の自分が行う質問を優クリエイトのコンサルの方に相談したりもしました。
私は、対話形式1対1の面接の場合、自分をよく話せていい時間を過ごすことができました。面接官が複数いて、自分ひとりの面接は、威圧感のある雰囲気にのまれガチガチになってしまい苦手でした。「自分の話していることが全員にちゃんと聞いてもらえているのかな」という不安な気持ちにもなりました。
Q6:いつ頃、内定をいただき始めましたか?
内定を2社いただきました。
一社は7月、もう一社は8月にいただきました。決めたところは、8月に内定をいただいた会社です。
<企業選択>
Q7:就活スタート時の希望業界・業種は?
化粧品と文房具が好きで、デザイン系職種で探していましたが、求人があまり無く、インターンに行ったところも落選してしまって、そこから考え直しました。
Q8:就活中の変化は?
ある企業の面接がキッカケとなり、ちょうど個人的に他大学の学生と共同でプロジェクト活動をしていて、その時の人たちとの影響もあって「自分に枠を作る必要はないな」って思えたので、グラフィックデザインまで幅を広げてみました。
そうすると、自分は文房具を「作るというより見るのが好き」ということに気づき、やりたいことがひとつじゃなかったというのにも気づけました。そして、「デザインの幅という意味でも視野という意味でも様々な活動を行える可能性のあるところ」という軸で企業を見れるようになりました。
<結果>
Q9:内定先の決めては?
キャリフェスで内定先の会社と出会いました。自分が他大学とやっていた活動や、自分がいろんなことをしたいという条件に合っていたのが決めてです。入社してからは自分の中で凝り固まっている今までの考えを一度まっさらにして新たにアイデアを提案していきたいです。
Q10:就活を振り返って…
100点満点中60点です。企業調べをそこまでしていなかった事、幅広くやりたいと言っていた割に、調べ物は幅広くなかった事でマイナス40点です。
就職活動に恐怖を抱いていたこともあり、例え記念だったとしても大企業に足を踏み入れることができなかったこともマイナス点です。
でも、就活中は普段行ったことない駅で降りる機会が多く、その辺を冒険するのが楽しかったです。メトロの地下鉄にも割と就活中に乗る機会が多くて、それだけで楽しかった(笑)
<アドバイス>
Q11: 2017卒の後輩クリエイターへ…
ポートフォリオのベースを早めにつくるべきだと思います。3年の時期にはベースを作り終えて、その後ブラッシュアップしていくのが一番理想的。私はあまりできていなかったけど、先輩からも言われてきたことです。
面接はやっていけばなれるので、怖がらずに受けに行けばいいと思います。そして、言いたいことは面接でどんどん主張するべきです。あとは先輩とか就職課の人とか、誰かにアドバイスをもらうことも大事です!