2015.11.18

内定者インタビュー 第16弾

インタビューに応じてくれたのは…
日本大学 芸術学部 デザイン学科 4年 Nさん

内定者インタビュー第16弾!
美大芸大就活ナビを通じてWEB系企画制作会社に内定したNさんに就活成功の秘訣についてお聞きしました。



naiteisha16
 

<時期と活動ボリューム>

Q1:就活はいつ頃から始めましたか?何から始めましたか?

就職課からメールが来ており、12月頃から大学の講習会に行っていました。
リクナビ、マイナビでのエントリーを見始めたのは2月くらいからです。
ちなみに、優クリエイト美大芸大就活ナビに登録したのも2月の後半です。
 

Q2:ポートフォリオはいつ頃に作成しましたか?

作り始めたのは2月頃、完成したのは5月頃です。
作成する上で悩んだことは、人に見せることのできる作品が少なかったということですね。
なので、新たな作品を作ってもクオリティーを上げることは難しいと考え、今までの作品をブラッシュアップすることに。1年ほど前から作品のデータ整理はしていたので、そのあたりはスムーズにできました。

アドバイスは美大芸大就活ナビのコンサルタントの方に何回かしていただきました。
就職課にある先輩のポートフォリオは見ていましたが、自分とはジャンルが異なっていたので閲覧をしただけです。

また、ポートフォリオは応募する会社ごとに内容や持っていく作品を変えていました。
でも私は、ポートフォリオよりもエントリーシートに気を使っていました。
エントリーシートには会社が目標にしているキーワードなどを意識しつつ書いていました。
 

Q3:エントリーシート(履歴書)はいつ頃に作成しましたか?

3月にエントリーシートの添削をしてもらいました。その時はまだ面接の練習はしていません。
 

Q4:説明会にはいつ頃から行きはじめましたか?

説明会は1月から行っていました。
最初に参加したのは「イベントやアミューズメント系のチラシのデザイン」をメインで行う会社です。
2015年卒の方対象だったので、「どんなものなんだろう?」的に気軽に参加しました。振り返ると、「あの時期に結構、人が来てましたね~」って感じですね。
その後、説明会には全部で15~20社ほど参加しました。

印象的だったのは、ブライダル会社の説明会に参加した際、企業紹介ビデオを見ていて感動してしまい、すごく結婚したくなった(笑)ことです。
それと、ホテルの会社の説明会で「産休制度について」質問をした際、「産休制度があるからと言って、戻ってこられるような人材じゃないとダメだよ」と返答をもらい、「それはそうだ!」と背筋の伸びる思いをしたことです。

ちなみに、合同説明会にはキャリフェス以外参加しておらず、他の合同説明会に参加した友人の話を聞いていた程度です。
 

Q5:面接・選考会にはいつ頃から行きはじめましたか?

面接が始まったのは4月頃からです。
集団面接から始まり、5~6月には個人面接が始まりました。
集団面接は、“できる人”がいると、「それよりも印象に残ることを言えない」と思って勝手に凹んでしまったり、緊張している人がいるとその緊張が移ってしまったりするので、苦手でしたね。また、集団面接の練習はしておらず、質問に対する答えだけいくつか用意して臨むだけ、油断もしていました(笑)。私は集団面接より個人面接の方がやりやすかったです。

面接に行った企業は10社程度。4~5回目からは集団面接がなくなってきたこともあり、徐々に面接に慣れてきました。大学受験では自分1人に対して、試験官が8人の場合もあったので、それに比べれば緊張はなかったです。
自分の中で上手くいったと感じた面接は、集団面接で周りの方があまり発言せずに、自分は伝えられることは伝えられたと感じた面接です。おいしかったですね(笑)。
自分の中で失敗したと感じた面接は、先ほど話したとおり、集団面接で、面接慣れした優秀な学生がきていて萎縮して「何も伝えるができず質問も意図が外れたものになってしまった」面接です。緊張や準備不足が原因だったと思います。

一番厳しかった面接は、ベンチャー企業の面接で、上から見られている圧迫感覚の会があり、質問もレベルの高いことをどんどん突っ込んでくる感じで聞かれたので、苦労しました。
 

Q6:いつ頃、内定をいただき始めましたか?

7月末です。周りと比べても早い方でした。

 

<企業選択>

Q7:就活スタート時の希望業界・業種は?

ブライダルのグラフィックを希望していました。ブライダルって幸せな空間じゃないですか!そのような場で働きたいと思っていました。ただ、根底で、「接客好き、人と関わっていたい、お客さんの喜ぶ顔が見たい」という気持ちが一番ありました。
 

Q8:就活中の変化は?

ブライダル系を3~4社受けてみて、特にその中で行きたい企業に落ちてしまったことがきっかけで、「ブライダルのグラフィック」だけだとダメだと思うようになりました。もっと視野を広げないと「それだけしかできなくなり、つまらなくなってしまうかもしれない…」と思うようになりました。そうなった時に自分を見つめなおし、「人の笑顔を見るのが好き、人を喜ばせるものを作りたい」という軸に戻り、改めて企業を選び、志望理由を変更していきました。

 

<結果>

Q9:内定先の決めては?

内定先はデザインにこだわりがあるWEBの制作会社に決めました。
この内定先との出会いは、キャリフェスに参加してこの会社を知りました。
グラフィックは小さな会社が多く、他にデザインの仕事を探した際にWEBの仕事をみつけました。WEBはインターンでしか経験はなかったものの、元々、興味はあったので、Webデザイナーでも探してみようと思い、エントリーをしてみたのがキッカケです。

この会社に決めた理由は、「会社の雰囲気が自分と合っていたこと」、「“遊び心”や“人を楽しませようとする気持ち”が大人になってもある」というのが非常に良いなと思い決めました!
入社してからの抱負は、WEBについての経験がないので、新卒の人ができるところまで追いつくこと、そして自分のことだけでなく周りの色々な人にも気を使えるようになっていきたいです。
 

Q10:就活を振り返って…

就職活動を振り返っての満足度は100点満点中75点です。ちなみに内定先には一切不満はありませんよ!
全般的に気楽にできたことや、面接やグループワークで他大学の人と知り合えて楽しかったです。

ただ、減点した25点というのは、もっと面接の練習などをすれば良かったという思いからです。練習をしていれば、もっと上手く対応できたし、もっと余裕を持てたのではと思います。
就職活動で一番印象に残っているのは、何社も会社説明会に参加したことで上辺の良いところだけを説明している企業が段々とわかるようになり、そのような企業は何のために説明会を開いているのだろうと思えるようになったことです。

就活で楽しかったことは、グループワークで、エンジニアや営業など他のジャンルの人と話せて、同じ年代でも考えていることの違いに気付けたことです。
私の場合、就活はそれなりに楽しめ、嫌だとは思わなかったです。
アルバイト先の社員さんに話を聞いてもらったり励ましてもらったりしたことも心強かったですね。

 

<アドバイス>

Q11: 2017卒の後輩クリエイターへ…

せっぱつまって焦りやイライラを抱えて就活をするより、友人と情報交換や息抜きをして、気軽にやる方が良いと思います。自分の軸を忘れずに努力していれば、「自分をちゃんと見てくれる会社、自分に合う会社がわかるかな」と思います。頑張って!

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