2015.11.12

内定者インタビュー 第14弾

インタビューに応じてくれたのは…
東京造形大学 造形学部 デザイン学科 4年 Hさん

内定者インタビュー第14弾!
美大芸大就活ナビを通じて著名キャラクターのアニメーション広告制作会社に内定したHさんに就活成功の秘訣についてお聞きしました。



naiteisha14
 

<時期と活動ボリューム>

Q1:就活はいつ頃から始めましたか?何から始めましたか?

3月から就職活動の情報が公開されたので、そのころから始めました。

好きなキャラクターを制作している会社へのエントリーを希望していたので、その為に学校の就職課で提出書類の書き方を教わりに行きました。行きたいところがハッキリとしていたので、まずは希望している企業に出された課題を完成させて送るところからです。
具体的な課題内容は自己紹介、学生時代に頑張ったこと、興味あるコンテンツについて、会社のキャラクターのコラボ企画書作りがありました。

就職活動については就職課の人に沢山お世話になりました。例えば選考に残った企業の面接の日が決まった場合、その一週間前に就職課で面接練習をしてもらう等です。5回くらいは練習をさせてもらったと思います。
 

Q2:エントリーシート(履歴書)はいつ頃に作成しましたか?

3月に好きなキャラクター制作会社の選考があったので、その為の提出書類の為のエントリーシートが最初です。
就職課の方に書き方を教わりました。
 

Q3:ポートフォリオはいつ頃に作成しましたか?

4月に企業にメールやweb上で画像と説明を送るという形が最初で、ポートフォリオの形で提出したのは5月です。ポートフォリオも就職課の方にアドバイスをもらいました。
 

Q4:説明会にはいつ頃から行きはじめましたか?

3月にキャラクター制作系の会社を1社と就職エキスポ等の大型の説明会に行きました。もともと興味のある企業のホームページから説明会の情報を知り、マイナビからの情報で説明会に行っていました。後半は学校の就職課の求人票をみたりすることが多かったです。

最初に説明会に参加した際、友人と一緒に聞いたことのある企業をなんとなく回っていました。どこが自分の興味ある職種があるのかわからなかったので、アミューズメント系の興味ある会社をまわっていました。キャラクター制作系の会社の個人説明会では大きなホールに200人はいたと思います。こんなに人がいて選考を進むのは本当に少人数だと思うと不安でしたね。
 

Q5:面接・選考会にはいつ頃から行きはじめましたか?

面接に行き始めたのは5月の中旬くらいです。面接を受けたのは合計で5~6社です。
最初のキャラクター制作会社の面接はとても緊張しました。でも、一度面接を受けると次の面接も緊張はしますがその度合いは違います。面接の対策は学校の就職課の方にお世話になりました。

ポートフォリオをみせることができた面接は、自己アピールが上手くいったと感じています。ただの面接よりは、自分の作品を通した方が、強みを十分に伝えられたという手ごたえがありました。集団面接は隣の人が気になってしまって苦手でしたね。

あと、グループワークはその後の反省が明確にしにくいと思いました。やはり、個人面接の方が相手にナチュラルに自分をアピールできますね。ですが、なんとなく面接を受けに行ってしまうと面接官にそれを見破られてしまいます。受けるからにはその会社で何を自分がやりたいのか、できるのか、明確なビジョンをもたなければならないと思いました。
 

Q6:いつ頃、内定をいただき始めましたか?

8月にまず大手食品メーカーのパッケージデザインでひとついただきました。その後すぐに、内定を決めた会社からいただきました。合計2社です。

 

<企業選択>

Q7:就活スタート時の希望業界・業種は?

キャラクターデザインが好きで、ずっとその方面に行きたいと思っていました。
ずっと自分が憧れているキャラクターを制作している会社を目指していたので、そこに関わるというのを大きな軸に企業を探しました。就活をスタートさせた当初は、キャラクターということでおもちゃ関連もみていましたが、キャラクターとおもちゃは若干違っていました。
 

Q8:就活中の変化は?

キャラクターからおもちゃという感じで職種をみていたのですが、おもちゃになると自分の平面という分野から離れてきてしまい、強みを生かせなくなってくると思ったので、キャラクター以外にもパッケージ等のグラフィックデザインの職も探してみようと思い、選考を受けました。
ですが、やはり自分のやりたいことはキャラクターデザインであり、強い憧れのあるキャラクターがいたので、その方面を強く希望して受けました。

 

<結果>

Q9:内定先の決めては?

美大芸大就活ナビに一緒に登録した友人が、自分が内定をいただいた企業の求人の情報を美大芸大就活ナビでたまたま見つけてくれて、私に教えてくれました。自分の好きなキャラクターの会社と関連が強い会社だと知りました。それが内定先との出会いです。

内定は2社出て、1社は著名な大手食品メーカー。両親や先生方をはじめ周囲からも勿論、「なぜそんな大手を蹴ってまで…」ということもありましたが、「自分がずっと希望してきたジャンルの企業であり、“やりたいこと”」だったので、という自身の熱意で、皆すぐに納得してくれました。
入社してからはまず手に取った人が楽しいと思ってもらえるものを作りたいし、何より自分が自信もって好きだと言えるキャラクターを制作して世に出したいです。
 

Q10:就活を振り返って…

内定先にも大変満足していますし、ご協力いただきました周囲の方々にも大変感謝をしているのですが、自分自身で就活全般を振り返ると、満足度は85点くらいですね。

自分が当初から希望していた職種に内定をいただくことができたこともあり、満足度は高いですが、ポートフォリオをもっと作りこめる部分があったと思っているので15点マイナスです。
就職活動中はたまたま説明会で大学の友人に鉢合わせるという楽しいハプニングもありました。
また、説明会の後に都心を遊んで回って帰ったりしていました。

今、就職活動を終えて振り返ってみると、自分が興味のある職種でなかったとしても、説明会等でいろんな会社の話を幅広く聞くことがきできたり見ることができたというのは、とても興味深くて楽しかったと思います。普段知れない企業のいろいろなことを聞ける良い機会でした。

 

<アドバイス>

Q11: 2017卒の後輩クリエイターへ…

ポートフォリオを早く作った方が良いです。
ただ並べてタイトルを作るだけでも時間がかかったので、準備は早めにしたほうが良いです。レイアウトやページの順番とか簡単にでもやることは沢山あります。4月・5月だと遅く感じましたよ。

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