2015.11.6

内定者インタビュー第12弾

インタビューに応じてくれたのは…
東京造形大学 造形学部 インダストリアルデザイン学科 4年 Tさん

内定者インタビュー第12弾!
美大芸大就活ナビを通じてグラフィック系企画制作会社に内定したTさんに就活成功の秘訣についてお聞きしました。



naiteisha12
 

<時期と活動ボリューム>

Q1:就活はいつ頃から始めましたか?何から始めましたか?

4月頭くらいから始めました。大学が始まって、皆の就活モードの雰囲気についていってがんばっていこうと思いました。
冬に就活ガイダンスに行きましたが、その際に特に意識が変わったというわけではありませんでした。自分が何をしたいのか模索しながらやっていましたが、正直、自分のしたい事が最初はわかりませんでした。次第に制作というよりは企画がしたかったので、その辺を探し出しました。

就職活動は、まずはマイナビやリクナビに登録して、あとは大学の就活課の人に企画に関連した求人を教えてもらったりしていました。4月の始めたばかりの頃は週2回程度、就活課に通っていましたね。あと、自分は浪人していたので1年先に卒業した同級生にアドバイスをもらったりしていました。
 

Q2:エントリーシート(履歴書)はいつ頃に作成しましたか?

最初のエントリーシートは受けたい企業が具体的になってきた5月くらいに作成しました。
就活課の人と、まずはやりたいことを口に出して言いながら箇条書きで書き出していって、それらを繋いでいきながら考えを文章としてまとめていきました。
アドバイスもその都度もらいながら、ネットとかで一緒に調べつつ、自分のやりたい事を質問されながら自分の考えを固めていきました。結果、面接の練習にもなっていたと思います。
 

Q3:ポートフォリオはいつ頃に作成しましたか?

あえて作っていません!
時間がおしていたのもありましたが、企画職を希望していたため、どうしてもポートフォリオでPRしようとすると、制作寄りに意識がなってしまうので…。応募企業によって、ポートフォリオがどうしても必要になったら制作しようと思っていましたが、ポートフォリオをまとめる時間よりも、自分自身のやりたいことや将来の棚卸や深耕に時間をしっかりと使って、しっかりと相手に伝えられるように準備をしていました。
 

Q4:説明会にはいつ頃から行きはじめましたか?

5月あたりから集中的に行きました。6、7社くらいでしょうか。そこまで多くは行っていません。
一番最初に参加した説明会は雑貨やアパレルを扱っている会社です。その説明会では100人くらいいました。結構、地方から説明会に参加している方もいて、その方々の熱量に刺激をもらいました。「積極的に自分も行動していかないと負けるな…」という意識になりました。
ちなみに合同説明会は優クリエイトが企画した「キャリフェス」にのみ参加しました。
 

Q5:面接・選考会にはいつ頃から行きはじめましたか?

最初の一次面接が6月頭にありました。グループワークだったので気軽に臨んだのですが…。トータルとして面接で訪れたのは4社ほどで少なかったです。
1回目とそれ以降とでは全然違いましたが、基本的に面接慣れというのはなくて、毎度その緊張感を逆に楽しんでいました。面接練習も一度だけ就活課でやってもらったくらいです。どういうことが定番で聞かれるとかそういう情報を聞いて、家で志望動機について声に出してちゃんと言えるように練習していました。

面接当日に面接官が盛り上がった感じがあったらうまくいったなって思うんですが、自分から質問ができなかった面接は失敗だったなって思います。具体的に聞きたい事(質問等)が出てこなかったとき、採用する企業側からしたら、「興味ないんだろうな」「本当にうちで何がやりたいというビジョンを持っていないんだろうな」と思われたと思います。
 

Q6:いつ頃、内定をいただき始めましたか?

夏に最初にいただいてそこに決めました。社長の考えに大変共感したので!

 

<企業選択>

Q7:就活スタート時の希望業界・業種は?

最初から企画で考えていました。希望業種を広げることはなく、逆に狭めていった方です。広く見ていましたが自分の場合は要領が悪かったです。自分が興味ない企業を見ていてもつらいし、いざ選考が進んでもモチベーションが上がらなくなるので時間の無駄だと思いました。

企画って幅広いのですが、その企画の中でも、自分自身が学んできた先にあり、これから学んでいきたい(やっていきたい)様々な方向のスキルアップに繋がる企業を選んでいきました。
 

Q8:就活中の変化は?

自分が成長出来る会社ってなんだ?ということを具体的に考えていました。
ある企業の方から「どこの企業に行ったって、君ら学生は0からなんだから成長するのは当たり前」というようなことを言われ、ハっと気づかされました。それ以来、自分がどういう成長をしたいのか具体的に考え、持つようになりました。ただ成長するなら、場所は問わないと思えるようになれたんです。

 

<結果>

Q9:内定先の決めては?

「社長が熱い!」そこに惚れたので、ここで働こうと決めました。自分で好きなことをどんどんやる人を評価してもらえると思っているので、ここでがんばっていきたいと思っています。
その社長の望みどおり、若い世代で会社を活性化させたいです。会社の今いる空気に飲み込まれずに、自分の考えを上の人にも臆せず伝えたい。細かいことでもどんどん改善していきたい。会社の文化を我々の世代で変えて、新しい風を吹き込みたいです。
 

Q10:就活を振り返って…

内定先には大変満足していますし、協力していただきました周りの方々にも大変感謝をしているのですが、活動全般を振り返ると、30点くらいですかね…。赤点ですね。
もっと企業を自ら探しにいけたと反省しています。就活サイトに登録したけれど、こまめにチェックしていませんでした。好きなテレビ番組で紹介される企業がいつも面白くて、そこを調べてみたりしていましたがそれでも少なく、やはりもっと就活サイトを活用出来ていればと思っています。

ひとつ選考が始まるとそこしか見えなくなってしまっていたので、もっと並行して進めていけばよかったと思っています。たまたま自分は幸運にも内定先との出会い・縁がありましたが、これが無かった場合にはヤバかったですね…。かなりリスクをおかしていたと思います。だから、30点くらいなのです。

それと、就活中はあえて重い空気を楽しんでいましたね。ひとりでやっていたら多分苦しかったと思います。自分は学校の友人とかと就活で出会った面白い人の話とか、就活中の電車乗り間違えとかをネタとして消化したり…。あと説明会は都心が多いので、帰りに寄り道して楽しんでいました。

 

<アドバイス>

Q11: 2017卒の後輩クリエイターへ…

全部オープンに就活中にあった話を友達とかと共有することができると刺激になるので良いと思います。恥ずかしいとか引け目を感じる人もいるかもしれないけど…。
就活イベントにも校内外問わず積極的に参加するべきです。特に校内の説明会とかは友人との就活の話のきっかけにもなるし気楽な一歩にもなると思います。みんな思っているくせになかなか言い出せないでいると思うので、自分から「空いているし、せっかくだから行ってみようよ」と誘ってみると良いと思います。

就活体験記一覧へ戻る