2015.11.4

内定者インタビュー第11弾

インタビューに応じてくれたのは…
武蔵野美術大学 造形学部 日本画学科 4年 Tさん

内定者インタビュー第11弾!
美大芸大就活ナビを通じてグラフィック系企画制作会社に内定したTさんに就活成功の秘訣についてお聞きしました。



naiteisha11
 

<時期と活動ボリューム>

Q1:就活はいつ頃から始めましたか?何から始めましたか?

4月に入ってからです。キャリフェスが5月にあって、その直前くらいから始めたって感じです。
私のいる学科がそこまで就活を勧める感じではなかったので、自分で「美術、就活」のワードで検索をかけました。そこから芸大美大就活ナビを知って色々探し始めました。その他では母親に相談しました。就活課は利用しませんでした。
 

Q2:エントリーシート(履歴書)はいつ頃に作成しましたか?

最初はキャリフェス用にフォーマット見ながら作成しました。母親が文章を書くのが得意だったので「ちゃんと伝わる文章かどうか」とか母親にエントリーシートの文章添削をしてもらいました。
 

Q3:ポートフォリオはいつ頃に作成しましたか?

これまで展示会などで使う機会があったので、もともとベースは用意してありました。それらに就職応募用に追加したり手直ししたりをしていったのが5月頃からです。
 

Q4:説明会にはいつ頃から行きはじめましたか?

キャリフェス経由の数社だけです。たまたま厳選できたというのもあり、また、一番は教育実習があって、それと結構被っていたというのもあって、結果あまり説明会に行けませんでした。合同説明会のようなものも、キャリフェス以外には参加していません。
 

Q5:面接・選考会にはいつ頃から行きはじめましたか?

6月後半頃です。キャリフェスで出会った会社のみで、2社の面接選考会に参加しました。

対策は特にしていません。台本を用意してその通り話せれば良いのですが、「ああ言わなきゃこう言わなきゃ!」って思って話すと、自分の本当にしたい話ができないなと思ってしまって…。企業のことは、面接前に再度しっかりと調べていましたから、それぞれ受ける会社によって「こういう話をしたいな」っていうのを頭の中で作っていました。自分がイメージしていた面接ができると「上手くいけたー!」と思いました。

内定先とは、一次面接は3人、二次面接は社長と一対一だったんですが、2回ともたくさん(長時間)話し込んでしまいました。話しながら自分の話はまとまりがないなと思ったんですけど、でも、やっぱりたくさん話せて良かったです。
 

Q6:いつ頃、内定をいただき始めましたか?

7月にいただきました。

 

<企業選択>

Q7:就活スタート時の希望業界・業種は?

絵を仕事にしたい気持ちはなかったので、絵以外で他に「自分が好きでやりたいこと」を思考し、それを軸として絞ってやっていきました。「人と話すこと」が好きで、「人と関わりながらの企画もいいな」と思って、それを就活の軸としてみました。
私の場合、教員と2軸で考え教育実習もやっていたのですが、教育実習を終え、自分が教師という立場になるということがしっくりこなくて教員はやめました。生徒とコミュニケーションをとるのはよかったんですが…(笑)。それに、将来、美術の教師がどうしてもしたくなったら、絵画教室という選択肢もありますから。
 

Q8:就活中の変化は?

変化というのはなくて、元々「就職できたらいいなぁ~」というレベルでマイペースに就活をしようと思っていたし、していました(笑)。運よく巡り合えて良かった!

 

<結果>

Q9:内定先の決めては?

一緒に仕事をしている人の顔を把握したいので、中小の特にいろんな可能性があって、いろんなゴールができそうなところを中心に探していました。あと、コミュニケーションが多く取れるところがいいなって思っていました。
内定先はその2つの希望が叶う環境にあり、その上で、内定先の会社の社長の考え方と自分の感性が合致していたので、内定を決めました。「この社長おもしろいなぁ~」って思いましたし、なにより会社の雰囲気が一番自分に合っていたと思います。環境重視の選択ですね!
入社してからは今まで大学でやってきた全てを活かしてコミュニケーションをとりながら進行していきたいです。
 

Q10:就活を振り返って…

就活を振り返ると100点満点中の50点です。もちろん内定先に不満はないです。就職を決められたことは非常に嬉しいんですけど、あまりに出会いが偶然の奇跡で、自分自身は本当に「流れに任せただけ」だったんです。そのあたりの自分自身のフラフラとした就活姿勢が減点で、半分の点数です。
就活中に一番印象的だったことは、とにかく内定先の社長とたくさんお話しをしたことです。話す機会が何回か合ったんですけど、全て結構な時間、話し込んじゃったんです。年の差がかなりあるのに…(笑)。

あとは、教育実習中に就活の面接が被ってとても大変だったことですね。調整いただいた内定先にも、美大芸大ナビのコンサルタントの方々にも、とても感謝してます。
私は、就活の中で、面接で話している時間が一番楽しかったです。特に面接とは少し関係ない世間話等ができた時とかすごく楽しかった。年代も違う方で、教授とは全然違う畑の方々な訳ですから、すごく刺激がありました。アーティストの外の視野を広げることができました!

 

<アドバイス>

Q11: 2017卒の後輩クリエイターへ…

無理のないように進めていってほしいです。自己アピールとか苦手な人とかも多いと思うんですけど、自分自身、じっくり振り返ると、何かしらアピールポイントってありますよ。世間から認められるような一般的で強いものではないかもしれないけれど、それでもアピールできるポイントって必ずあると思います。自分自身でハードルを上げすぎないことが重要だと思いますよ。

「自分がやっていける、続けていけること」や「意見をリラックスして話せるところ」を考えてみると良いと思います。私の場合は「人と話すことと、ものを作ることが好き」ということが自己アピールでした。
「できる」ではなくて「好き」から考えることも有効な方法です!

あとは、友人と就活の話を気軽にできるといいですよね。私の場合、つつみ隠さず、お互いに話していましたからストレスは全然感じませんでした!

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