2015.10.30

内定者インタビュー 第10弾

インタビューに応じてくれたのは…
玉川大学 芸術学部 メディアアーツ学科 4年 Yさん

内定者インタビュー第10弾!
美大芸大就活ナビを通じてイベント企画会社に内定したYさんに就活成功の秘訣についてお聞きしました。



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<時期と活動ボリューム>

Q1:就活はいつ頃から始めましたか?何から始めましたか?

3月に入ったらすぐにマイナビなどに登録を始めました。それから、就活のイベントに参加し始めました。周りの雰囲気的には、就活を始めるのは3月でも遅いという感じでした。まずは手探りで、どんどん始めていきました。
その中で大学のキャリアセンターで、たまたま美大芸大ナビのチラシを見て、美大芸大ナビに登録をしました。

実はキャリアセンターの利用はその後もほとんどしなかったです。
私は友達と就活の情報交換をしていました。友達のお陰で就活を進めていくことができたと思います。

そして、美大芸大ナビでやっていたキャリフェスというイベントに参加しました。初回以外は、ほとんど友人と一緒に参加しました。
 

Q2:エントリーシート(履歴書)はいつ頃に作成しましたか?

最初のベースを作成し始めたのは3月の初旬です。早い企業さんだと4月中旬には提出しなければいけないところもあるとの事だったので、3月の頭から書こうという意識を持っていました。
作成方法としては、手書きではなくPCで作成していきました。

インターネットで作り方を調べながら作成しましたが、当初はつまらない内容のエントリーシートになってしまっていたと思っています。その頃、自己分析がまったくできていなかったのが原因かと思います。ただサイトのひな形を参考にしながら、書き進めただけでした。

その後、面接等で質問された内容などをもとに修正・追加をしてみました。特に気をつけたこととして、「自分のやりたいこと」を書くのではなく「会社のためになること、求められること」を意識して、修正・作成を心がけました。
 

Q3:ポートフォリオはいつ頃に作成しましたか?

結構遅かったです。製本は…8月くらいです。
準備したのは4月の後半頃からです。ポートフォリオは独自で作りました。「ポートフォリオの作り方・見せ方」の本をBOOKOFFで買ってちょっとだけ参考にしました。インターンで学んだこともポートフォリオの中にまとめたり等工夫もしました。また、色々な企業にもまんべんなく使えるように作成。ポートフォリオで企業によってやるべきことが決められている時には、その企業向けにも作りました。
 

Q4:説明会にはいつ頃から行きはじめましたか?

4月からです。友達と説明会に行くこともありました。
5月に行った大手音楽関連会社の説明会では、人の多さに圧倒されました。説明会に参加した企業数は40社ほどです。
キャリフェスには3回参加しました。大きい合同説明会 (ビックサイトで開催されるような)には、そこまで興味が沸かなかったので行きませんでした。
 

Q5:面接・選考会にはいつ頃から行きはじめましたか?

最初の面接は5月14日です。これはよく覚えています。動画配信サービスの企業様でした。「自分には合っていないな…」と思いながら、面接を受けてしまったのです。案の定、面接では言っていることが噛み合わなかったです。
その頃は、自分がどういう所に行きたいのか定まっていなくて、とりあえず面接に進むところには行っていた感じです。

面接を受けた企業数は合計で10社ほどです。最後まで面接に慣れることはなかったです。苦手ですね…(笑)
最初にやるべきことが決まっていて、「何を自分が言うか」という準備がしっかりできていたところはなんとか大丈夫でした。逆に自分が想定していなかった質問をされ、「ちょっと待ってください」と言うときも…なかなか苦しかったです(笑)
企業理念を見て、それに自分が理解し、自分がその理念に合わせて仕事することをイメージできる会社では、上手く話せたんじゃないかと思います。「理念に共感する」ということとはまた違うのかも判りませんが…。

一番厳しかったのは、圧迫面接に耐えられなかった時です。いじわるな質問をされてしまい、私も思わずイラついてしまいました(笑)また、面接中に話していて「自分のことを理解されていないな」と思いながら面接をやることはなかなか厳しかったです。

ちなみに私は、「グループ面接」or「個人面接」、どちらかに苦手意識を持つということは特になかったです。
 

Q6:いつ頃、内定をいただき始めましたか?

9月に入る前ですね。最終的に自分が入ると決めた会社でした。そのあとも内定はもらいました。いきなり受かってしまった企業もありました。合計で3社内定をもらいました。

 

<企業選択>

Q7:就活スタート時の希望業界・業種は?

最初は出版系を狙っていました。企業によって、エントリーシート提出の段階で「これは無理だな」と思ってしまった所もありました。5社くらいあったのですが、その頃は「エントリーシートを書く」ことを深く考えていなかったので諦めもありましたね。
最初の軸は広告、出版です。出版の中でも「本のチラシのデザイン」をしたかったんです。
インターンに行ったところで携わったのですが、「テレビ雑誌のあるコーナーのページを作る仕事」というのもいいな~と思っていました。でも、色々調べていくと、出版は幅が広すぎました。
 

Q8:就活中の変化は?

大きく変わったのは、キャリフェスに参加して企業の話しを直接聞いたことをきっかけに「こういう業種もあるんだ」と知ったことです。家に帰って色々と調べ、ずっと「人の助けになる仕事がしたいな」と漠然ながら思っていたのですが、「こういう形で人の助け方もあるんだな」と知りました。その結果、自分の中での就職活動の軸が出版からイベント系の業種に変わっていき、その企業様より内定をいただいて入社を決断しました。

 

<結果>

Q9:内定先の決めては?

やっぱり、直接話したことが本当に大きいんですよね。ホームページを見て感じる印象と、人と直接会って感じる印象とでは全然違いました。キャリフェスで出会い、たくさん話を聞けたことが本当に大きかったです!

入社してからの抱負ですが、イベントを裏方でサポートする会社なので、プレゼンでも言ったんですが、『いぶしぎんの存在(目立たないけど居なくちゃいけない存在)』になりたいんです。居なくちゃいけない存在になる、っていう。自分のキャッチフレーズに『縁の下の力持ち』を最初考えていましたが、ありきたりかな、と思いまして(笑)
 

Q10:就活を振り返って…

100点満点中50点ですかね…。内定をいただいたところには、結構、力を入れてやったんですけど、5~6月あたりで一回就活を休んでいた時期も合ったので、やりきった感はあんまりないかも判らないですね。
もっと早く就活始めていれば良かったとも思います。遅かった…。

印象に残っていることは、キャリフェス中心に動いていたのですが、そこで出会ったある企業の方に「攻め込んだ質問をしろ」と言われたことです。「受け身じゃだめだ」と。これは目が覚めましたね!
私は、就活中は「世の中にいっぱい会社あるのだから絶対拾ってくれる会社はある」と思ってました。選考中に自己分析ができたり、その中で自分が磨かれていく感覚が就活の中で実は楽しかったですね!

 

<アドバイス>

Q11: 2017卒の後輩クリエイターへ…

「企業の人と何でも話したほうがいいかなぁ」と思います。
それと、最初に動くときにマイナビとかに登録するだけではなく、それだけで終わらせずどんどん直接企業のところに行ってみるなど、動くことが大切かと思います。動いてみて、自分の中で違ったら違ったで次(他)に行く、という感じで…。とにかく動くことが先決!
それと、芸術系以外も幅広く見てみた方がいいです。意外と違うところに自分に合ったものがあったりするのが良く判りました(笑)。

あとは、単に「デザインをやりたい」ということだけではなく、私の場合は「人を助けたい」という思いがあった上での「デザインをしたい」と考えていたので、「デザインを通して何をしたいのか」「自分が憧れるもの」をしっかりと考えて見つけてみると良いです。それが見つけられると、自分のやりたいことがしっかりと見えてくると思います。
それと、私の場合、応募先のエントリーシートの締め切りが何社か被ってしまい、提出ラッシュで間に合わず提出できない時があって、それは勿体なかったと思います。スケジュール管理には気をつけたほうが良いですよ。

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