2015.10.28
内定者インタビュー 第9弾
インタビューに応じてくれたのは…
東京造形大学造形学部 グラフィックデザイン専攻 卒業 Kさん
内定者インタビュー第9弾!
美大芸大就活ナビを通じて広告や編集制作を行う会社にデザイナーとして内定したKさんに就活成功の秘訣についてお聞きしました。
<時期と活動ボリューム>
Q1:就活はいつ頃から始めましたか?何から始めましたか?
就職活動期間は1か月くらいでした。1社目で内定をいただきました。
まずは優クリエイトに登録をし、それからポートフォリオを作りました。ポートフォリオは、元々作ってあったものに、以前働いていた会社での仕事を使用許可をいただいた上で抜粋して載せたり、ブラッシュアップして作りました。
大学の頃は就職課は利用せず、友人に勧めてもらった優クリエイトに登録しました。その友人と自分のアピールポイントが似ていたので、参考にした部分もありました。
Q2:エントリーシート(履歴書)はいつ頃に作成しましたか?
作成期間は1週間くらいです。以前書いたものを引用したりして使っていました。
内容は、自分の明るさをアピールしたり、中途採用だったのでインデザインを使えるというスキルを伝えるようにしました。履歴書の作成で悩んだ時期もありましたが、大手代理店に内定をもらった先輩から「受かると思わないと受からないし、自分の経験を肯定して、全てをポジティブに持って行かないとだめだよ」という言葉をもらい、それから履歴書を書けるようになりました。
Q3:ポートフォリオはいつ頃に作成しましたか?
学生時代の作品を中心に作成しました。
他学科の新入生向けのパンフレットを作成したりなど、学外活動を多く行っていたので、ポートフォリオのための制作は行いませんでした。優クリエイトの方に使用した素材も載せた方が良いというアドバイスをもらったり、色んなジャンルの物(個人制作、依頼されて制作したもの、グループで制作したもの、など)を入れてカテゴリーを分けたりしました。
Q4:説明会にはいつ頃から行きはじめましたか?
説明会には参加していません。
デザインの現場に興味があり、中途の方を募集しているような会社の求人を見ていました。受けるなら新卒を募集しているようなところの方が良いと思います。まれに一度落ちても何度も同じ企業を受ける人もいます、その結果受かった人もいるので、やる気とガッツがあるならやってみるべきだと思います
Q5:面接・選考会にはいつ頃から行きはじめましたか?
面接は2回行きました。正直面接は苦手で、自分が試されていると思うと話せなくなってしまいます…。
自分の中でうまく行ったと感じた面接は、社長が風通しの良い会社にしたいという意志があったので、風通しがよくなりそうな人柄、素直な印象を与えられたことだと思います。とにかくポジティブな印象を与えられるようにしました。自分の中で失敗したと感じた面接は、履歴書の空白をうまく説明できず、マイナス要素としてとらえてしまったことです。未経験でもそれをポジティブに転換できるようなものが大切だと思いました。
Q6:いつ頃、内定をいただき始めましたか?
9月に内定がでました。やりたい内容とマッチしていたため、1社目の内定で決めました。
<企業選択>
Q7:就活スタート時の希望業界・業種は?
私はパンフレットや装丁など、本に関わる仕事に就きたかったので、エリトリアルデザインの業界で探していました。
しかし、そのような仕事はなかなか見つからず苦労しました。
Q8:就活中の変化は?
初めてスーツを着て就活をしたので、マナーの部分については考えるようになりました。
会社で働くことは親孝行につながると思ったり、旅行業界についても興味を持って調べるようになりました。
<結果>
Q9:内定先の決めては?
1番の決め手は、装丁をやりたかったのですがそのような会社が見つからず悩んでいたところ、会社の社長さんが本を作っていたので、装丁をさせてもらえるかもしれないと思ったこと。もう一つは、雇用保険などが手厚かったことです。仕事はいいことも嫌なこともやらないといけないので、仕事内容よりも制度などを重視しました。
これからの抱負は、これから後輩も入ってくるので、人に仕事を教えられるようになりたいです。それから、自分の担当するページの確認を上司の方ではなく、直接クライアントにとれるようになったり、打ち合わせに参加したり、一人で色々できるようになりたいです。
Q10:就活を振り返って…
就職活動を振り返っての満足度は85点です。やはり、働きやすい環境に出会えたこと。みんな優しいです。
就活で印象に残ったことは、社長が大ベテランでカリスマ性があり、若いカルチャーを沢山知っているということに驚いたことです。
就活中の楽しみ、ストレス発散法は、海外ドラマを見ることでした。自分が好きだったり、遠い世界のものを見て気分が落ち込まないようにしていました。
<アドバイス>
Q11: 2017卒の後輩クリエイターへ…
現役のうちに就活をしてください!!これに尽きます。色んな所に行って言われましたが、現役生には無限の可能性があります。大丈夫だと思っている人ほどちゃんとやった方がいいです。
一番辛かったのは、就職した友人の話を聞いた時に話に同意できなかったり、お金の面でも厳しくなってきたことです。無駄な出費も新卒で就活する方が抑えられるし、親孝行にもなります。甘えていてもなんとかなる人もいますが、そういう人はすごくセンスがあって、すごくガッツがある人。1番ガッツがある人がどうにかなる人です。ちょっとでも根性がないかもと思う人は絶対に就活を始めるべきです!
初めて入った業界ではできなくて当たり前ですが、年齢的に本当はできてないといけないことができないのは、すごくフラストレーションが溜まります。もし今、新卒の時の自分に言えるなら毎日夢枕に立って、「おい、求人見にいけよ!」と言いたいくらいです…!